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円安、米株先物高追い風に続伸
21日の東京市場は続伸しました。日経平均137円高です。朝方こそ売り優勢でスタートしましたが、海外勢が株価指数先物を買い戻しを入れたことをきっけに上げに転じました。円が1ドル110円60銭台まで弱含んだことや中国や香港などアジア株は後場に入って軟化しましたが、米株価指数先物が時間外取引で上昇したことがフォローになり、連日で3ケタの上昇です。
インデックス主体で上値は買い手控え
日経平均は25日線を明確に上回り、底割れを回避しましたが、ソフトバンクGなど指数寄与度の高い値嵩株がけん引するインデックス主体の動きで、金融株が弱かったことでTOPIXは小幅ながら下落しました。米中貿易摩擦問題がくすぶるなど、外部環境が不透明で主力株には手を出しづらく、上値の買いは手控えられてります。
為替との連動性強まる
貿易摩擦への警戒感は和らぎつつありますが、あすはOPEC総会が開催されることから、様子気分の強い展開になりそうです。また、企業業績への影響も含め、日経平均は為替との連動性を強めており、為替の動き次第では、インダックス売買に振らされて値動きが荒くなることも念頭に置いておきたいと考えます。
シスメックスが最高値
一方、相場に底堅さが増したことで、中小型株に値を飛ばす銘柄が目立つなど個別に物色意欲は強まってきました。ピックアップ銘柄はシスメックス(6869)が最高値を更新、ソウルドアウト(6553)も出直っています。短期値幅取り候補は動きの鈍った銘柄を整理して、強いトレンドの出ている銘柄に集中しましたが、引き続き下値を拾って噴き値を待ちたいと思います。
花咲 翁
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