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先物主導で大幅続伸
11日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は291円高です。米半導体株高と1ドル111円半ばまで進んだ円安を追い風に買い優勢で始まり、後場に入ると先物主導で上げ幅を広げ、きょうの高値圏で引けました。台風・地震被害によるインフラ復旧が進んでいることも、安心感につながったようです。
引き続き方向感の掴みづらい
もっとも、東証1部の売買代金は概算で2兆1171億円と実需の買いは盛り上がりを欠き、値上がり銘柄数は全体の50%強にとどまりました。メジャーSQを控えたリバランスの商いが中心との見方が大勢で、TOPIXは小幅高で引けており、引き続き方向感の掴みづらい状況です。
全般は底入れ
マザーズ指数は小幅ながらプラス圏に引き戻しましたが、日経ジャスダック平均は反落するなど、先行して上げた中小型株にも利益確定売りに押される銘柄が目立ちました。ただ、全般はいったん底が入ったかたちで主力株が締まってきましたので、引き続き好業績株や中小型で強い銘柄の下値を狙っていいと考えています。
ダイキンが新値
ピックアップ銘柄ではダイキン(6567)が新値をとり、ゼンリン(9474)しっかり、任天堂(7974)は切り返し、ジャムコ(7408)も底堅く推移しました。短期値幅取り候補ではオプティム(3694)を噴き値で利益を確定しましたが、MS‐Japan(6539)が新値追い、シノケンG(8909)はまだ下値固めながら、反騰のタイミングは近いと見ています。
花咲 翁
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