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8カ月ぶり2万4000円台乗せ
26日の東京市場は8日続伸しました。日経平均は93円高とおよそ8カ月ぶりに2万4000円台に乗せて引けました。配当権利落ち分の約160円を即日で埋め、高値で引ける強い動きです。前日の米国株は高安まちまちでしたが、一時113円台まで進んだ円安が支えになり、上海株が上昇したことも買い安心感を誘いました。
中小型への見直し広がる
日経平均は配当落ち分を含めると、実質8営業日で1500円以上上昇しており、騰落レシオなど一部指標に過熱感が漂い始めています。ただ、FOMCは追加利上げがコンセンサスで為替は円安に振れやすく、海外勢の買い越しが続いており、安倍政権への政策期待も強いことから、当面は底堅い展開が続くでしょう。そーせいの影響が大きいものの、マザーズ指数が2%を超える上昇となっており、出遅れている中小型株への見直しも広がりそうです。
ジャムコとゼンリンが新値
ピックアップ銘柄ではジャムコ(7408)とゼンリン(9474)が切り返しから新値をとり、上値志向を鮮明にしました。ダイキン(6567)もしっかりで、任天堂(7974)は底堅く推移しています。短期値幅取り候補ではラクスル(4384)をいったん利益確定しましたが、ソースネクスト(4344)やチームスピ(4397)が大幅高で高値奪回へ向かってきました。引き続き好業績・好取組の強い銘柄を中心に、出遅れ銘柄のリバウンドも狙っていく考えです。
花咲 翁
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