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5日続伸も上げ幅縮小
29日の東京市場は5日続伸しました。ただし、日経平均は85円高と上げ幅を縮めて引けています。前場はパウエルFRB議長の発言を受けた米株大幅高の流れを引き継ぎ、260円超に上げ幅を広げたる場面がありましたが、買い一巡後は戻り売りに押されました。東証1部の売買代金は概算で2兆5303億円と手控え商状が続くなか、日米金利差縮小観測による円買いで113円20銭台まで円安が進んだことが重しになったようです。
全般底上げ続く
前場は売り込まれていた輸出株や、中小型も出遅れ銘柄も物色され、東証1部の値上がり銘柄数は1554と全体の7割強を占めていましたが、先駆株が利益確定売りに押され、大引けでは値上がり銘柄数は1301に減りました。ただ、下値では買いが入り、指数はプラスを維持しており、値上がり銘柄が全体の6割強を占めています。全般底上げは続いており、短期的な過熱感をさます小休止といったところでしょう。
チェンジの利益を確定
ピックアップ銘柄ではソースネクスト(4344)が中段保ち合いを上放れ一段高、ハリマ化成(4410)は切り返して新値をとり、ジャムコ(7408)は大幅高で、タキロンシーアイ(4215)も底堅く推移しました。万博関連では乃村工藝(9716)が大幅高で新値を追い、三精テクノ(6357)は下げ渋りから切り返しの兆しを見せています。短期値幅取り候補ではチェンジ(3962)の利益を確定する一方、追撃買いを入れた追撃買いを入れたワタベ(4696)が4ケタ大台に乗せました。いずれも後場から買い手控えられ、上げ幅を縮めましたが、押し目は拾い場になると見ています。
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