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急速なリスクオフの巻き戻し
9日の東京市場は急反発しました。日経平均は535円高です。トランプ米大統領の演説を受け米国とイランの軍事衝突懸念が後退、米国株が高く109円30銭台まで円安が進んだことから、急速なリスクオフの巻き戻しとなりました。上げ幅が500円を超えるのは昨年12月13日以来約1カ月ぶりで、きのうの下げ幅を上回る戻りとなり、大納会終値を上回っています。
全面高も商い膨らまず
主力の輸出株を中心に買いが広がり、東証1部の値上がり銘柄数は1960と全体の92%を占める全面高商状で、中小型株もおおむね堅調でした。ただ、売買代金は概算で2兆1476億にとどまり、商いが膨らまないなかでは、銘柄選別が進みそうです。あすはファーストリテイリングや安川電機の決算悪化を受けてのスタートとなりますが、まずは物色の流れを見極めたいと思います。
好決算期待銘柄に買い
推奨銘柄ではサイババズ(7069)を噴き値で利益確定しましたが、ギグワクス(2375)やメドピア(6095)も大幅高で、エードット(7063)や大真空(6962)もしっかりでした。一方で値動きの鈍ったイーレックス(9517)やトビラシス(4441)、IBJ(6071)の損益を確定し、好決算期待のSHIFT(3697)やチームスピ(4397)、吉野家(9861)などに買いを入れています。
by 株価チャート「ストチャ」
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