目次
下げ幅縮小も後場膠着
17日の東京市場は3日続落しました。日経平均は164円安です。前週末の米国株式は高安まちまちながら、国内での新型コロナウイルス感染拡大への警戒感から売りが優勢で、朝方発表された19年10~12月期の実質GDP速報値の悪化も嫌気され、一時350円超に下げ幅を広げる場面がありました。売り一巡後は上海、香港の中国株が上昇していることから買戻しに下げ幅を縮めましたが、上値は買いは手控えらえ、後場は膠着感を強めました。
中小型の下げが目立つ
ただ、インデックス主体の動きで、値上がり銘柄は新型肺炎対策関連に偏っており、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1819と85%を占めるほぼ全面安商状です。決算に反応して大幅高に買われる銘柄は散見されしたが、前週末で決算発表が一巡したことから全般見送りムードが強まりました。先行き不透明感から手じまい売りも出ているようで、特に中小型株の下げが目立っています。
ニイタカがストップ高
推奨銘柄は中小型株が主体のため、きょうはほとんどがさえない動きでしたが、感染防止対策関連のニイタカ(4465)がストップ高まで買われました。後場は精密医療機器事業でデジタルイメージングを手掛け、医療機器関連メーカー向け樹脂成形品を製造する日邦産業(9913)に打診買いを入れました。一方で収益上振れ期待からスマレジ(4431)が強い動きを続けており、当面は感染対策関連に割り切って対処する一方、好業績機上振れ期待銘柄の押し目を狙っていく考えです。
by 株価チャート「ストチャ」
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
「新時代になった株式市場に大チャンスが来る」2月22日(土)第4回 株式セミナー in大阪
コメント