内需株に優位な環境!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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ウクライナ情勢の報道で乱高下

ウクライナとロシアとの軍事的緊張リスクが高まる中、市場に伝わるニュースで株式市場が乱高下している。
米政府が在ウクライナ米大使館勤務の米国人職員に国外退去を命じ、今にでもロシアとウクライナが開戦するのではないかという緊張感が高まって、14日の日経平均は600超急落した。ロシア国防省は15日、ウクライナ国境近くで軍事演習をしていた部隊の一部が撤収を始めると発表した。この報道を受けて、米国株式市場が大幅上昇となり、16日の日経平均は寄付きから急反発し、600円近く上昇して終えた。

個人投資家が参加するにはリスクが高い

また、17日の東京市場で12:50頃にロシアの国営通信社スプートニクが親ロシア派武装勢力の実効支配する地域で「ウクライナ軍が砲弾と手りゅう弾を発射した」と伝わると、CTAによる「円買い・225先物売り」のプログラム自動売買が拡大して、225先物は10分ほどで360円売られた。日々、CTAやヘッジファンドのプログラム自動売買で日本株は乱高下し、個人投資家が参加するにはリスクが高い状態が続いている。

ハイテク株に売りを仕掛けることはよくある

また、16日の大幅上昇で日経平均寄与度が最も高い銘柄は東京エレクトロンとアドバンテストだった。ハイテク値がさ株の上下が日経平均を大きく左右させる。CTAやヘッジファンドも株式市場を下げさせたい時には値がさハイテク株に売りを仕掛けることはよくあることだ。

徐々に株式市場にも好転の兆し

ただ、17日に外国人投機筋が225先物を売ってきた時でも、東京エレクトロンとアドバンテストは上昇した。徐々に株式市場にも好転の兆しが見え始めている。また、今年に入り内需株が外需株をアウトパフォームする展開が続いている。

新規感染者数ピークアウト期待が追い風

日本国内における新型コロナウイルス新規感染者数のピークアウト期待が内需株優位に働いているようだ。野村証券は10日付リポートで、「春先から加工・輸出セクターが有利との見方は維持する一方、3月半ばまでは内需・ディフェンシブ株に有利なマクロ環境と考える」と指摘している。CATs新規感染者数「動的予測」によれば、東京都の新規感染者数(みなし陽性者は含めず)は、7日間移動平均でみて2月8日にピークを付けた後、減少中としている。足元では内需株にとって優位な環境が続いている。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はオーエスジー(6136)、信越化学工業(4063)、THK(6481)。

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2月21日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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