プーチンショック!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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ダウ平均と日経平均は供に年初来安値

24日の日本時間昼にロシア軍がウクライナへ侵攻したというニュースが飛び込んできた。米ダウ先物が800ドル急落すると日経平均の下げ幅は700円に迫った。米ダウ平均と日経平均は供に年初来安値を下回った。
プーチン大統領はテレビ演説で、ウクライナ東部での軍事作戦についてウクライナでの軍事増強を許せば「絶対的な脅威になるかもしれない」と懸念を表明。また、昨年12月に米国とその同盟国と、欧州の安全保障の原則と北大西洋条約機構(NATO)の拡大停止について合意する努力をしたが、「無駄だった」と話した。

プーチン大統領は何を目指している?

プーチン大統領は、過去30年間、ロシアはNATOと欧州の安全保障についての平等の原則について「合意しようと努力し、抗議と懸念を伝えた」と述べ、「NATOは絶えず拡大し、我々の国境に近づいている。なぜこんなことが起こるのか」と主張した。
プーチン氏からすると、「もともと同じ旧ソ連で、経済・文化的にも近いウクライナを、NATO側が無理やり西側へ切り取っていった」と言いたいのだ。では、プーチン大統領は何を目指しているのか。

ウクライナなしで帝国にはなれない

ウクライナは4000万を超す人口と広大な国土を持つ旧ソ連第2の大国だ。ウクライナなしでロシアは帝国にはなれない。「大国の復活」の野望を抱くプーチン氏にとって、ウクライナを自らの勢力圏にとどめることは絶対条件なのだ。25日になってロシアのウクライナへの侵攻が激しさを増している。

ロシア国民も戦争は望んでいない

ただ、ロシア国民もウクライナ国民も戦争は望んでいない。ロシア国内でウクライナへの侵攻に抗議するデモが起きている。ウクライナに経済支援を行っている中国も反対するだろう。ウクライナには約1万6000人の中国人が住んでおり、ロシア軍によって中国人が殺害されると中国内でも反ロシアの声が高まる。

急落した株式市場は絶好の投資チャンス

米国、NATO、G7といった先進主要国と中国まで敵に回すことは独裁者プーチン大統領も得策ではないことは分かっているはずだ。これ以上ロシア軍進攻をしないことを条件に落としどころをどうするのか。著名投資家ウォーレン・バフェット氏は戦時に買うのは金やビットコインではなく株だという。プーチンショックで急落した株式市場は絶好の投資チャンスとなりそうだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はTOWA(6315)、Santec(6777)、テセック(6337)。

2月28日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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