小型株の動きが良くなってきた【転ばぬ先のテクニカル】

５２週線を捉えられるか

昨日の東京株式市場は６日続伸しました。寄り付きから前日の急騰に対して利食い先行スタートとなりましたが、日銀の金融政策決定会合で現状維持が伝わると上昇に転じました。６日続伸で１４００円程度の急騰となっていますが、２００日線を突破したことで押し目買いが入りだしてきたようです。日経平均の５２週線は現在２万７７８３円に位置しており、本日の終値が５２週線を捉えることができるかが重要となります。

小型株のマニーに注目

ここにきて強張ってきたのがマザーズ指数です。昨日は寄り付きから押す場面もなくジリジリと上昇。６月９日の高値を更新し、一目均衡表の雲の中を駆け上がり始めました。プライム市場の売買代金が盛り上がらない故に中小型株に資金は向かっているようです。ということでプライム銘柄ですが、小型株のマニー<7730>に注目したいと思います。

６月相場に１２９０円で大底

昨年１月の３０３０円高値以降ずっと下げ続けて、先月６月相場に１２９０円で大底を打ったと思われます。７月８日に第３四半期の決算を発表しましたが、連結純利益が従来予想の前期比７％減の３９億円から一転、１３％増の４８億円に上方修正し７月１２日に１６２９円まで急騰。２００日線にタッチして初押しの形となっています。

２００日線突破なら一段高

週足チャートでは今週、５週線と１３週線がゴールデンクロスしてきました。３６週線（１５３５円近辺）あたりが押し目の限界ではないかと思われ、２００日線突破となるならば一段高が期待できるのではないかと見ています。

日々勇太朗

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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