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後場上げに転じ3月以来の6連騰
21日の東京市場は続伸しました。日経平均は122円高です。前日までの5日間で1300円余り上昇していたことから、前場は利益確定売りが上値を抑えていました。ただ、押し目買いに下げ渋り、後場、日銀が金融政策決定会合で大規模金融緩和維持を決めたことが伝わると上げに転じ、ジリ高歩調できょうの高値で引けています。反動安が予想されるなか思いのほか底堅く、3月以来の6連騰になりました。
重要イベント通過するまで慎重に対処
プライム市場の値上がり銘柄数は1312と7割強を占め、中小型株の上昇が目立っており、グロースコアが3.7%高、マザーズ指数は2.8%高と大幅に上昇しています。日経平均は前日に上回った200日線が下値をサポートするかたちで強い動きを見せており、一気に2万8000円をを試す展開も期待できるでしょう。もっとも、欧州ではECB理事会が開催され、来週にはFOMCが控えています。一気にリスク回避に傾く可能性も残しており、重要イベントを通過するまでは慎重に対処したいと思います。
半導体周辺銘柄が堅調
推奨銘柄ではオキサイド<6521>や芝浦メカ<6590>、プラズマ<6668>など半導体周辺銘柄が堅調で、ほか候補銘柄もおおむね底堅く推移しました。ただ、来週からは3月期企業の1Q決算発表が本格化します。きょう引け後には海運大手3社が通期業績予想を上方修正しました。キャッシュポジションを高めて次の展開に備えたい考えで、きょうは坪田ラボ<4890>の利益を確定したほか、値動きの鈍った数銘柄の損益を確定しています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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