27~30週サイクル【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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雇用統計受け債券、株売られる

週明け11日の東京株式市場は続落しました。先週末発表された米9月雇用統計は非農業部門の雇用増が26.3万人、失業率は3.5%、平均時給は前年同月比5.0%の伸びとなりました。雇用者数は市場予想を若干上回り、平均時給は小幅に下回りました。この雇用統計の発表を受け、債券が売られ10年債利回りは3.888%と9月27日の3.988%に接近。株はNYダウで先週金曜日に630ドル安、昨日も93ドル安と売られました。

シカゴにサヤ寄せのあと下値切り下げる

シカゴの日経225先物は435円安の26665円で帰ってきたために、寄り付きはシカゴにサヤ寄せする形で寄り付き、その後下値を切り下げました。指数寄与度の高い東京エレクトロンやアドバンテスト、日本電産などの値嵩株が指数を押し下げる一方で、昨日より外国人観光客の受け入れ規制が解除されたことでインバウンド関連銘柄は買われました。

日経平均に27~30週サイクル確認

日経平均には27~30週サイクルが確認できます。これは高値→高値や高値→安値、安値→高値、安値→安値などが該当するケースが多いものです。例えば、昨年2月高値から昨年9月高値までが31週、昨年9月高値から今年3月安値までが26週といった具合です。今年3月安値から先々週安値までは既に30週が経過しており、この安値を割り込まない場合は新たな27~30週サイクルに移行していると考えられます。

悪材料で売られても安値切り上げる流れ

今後は悪材料で売られても、その安値が直近安値を割り込まず安値を切り上げるといった流れが考えられます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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