鉄と船が沈む【転ばぬ先のテクニカル】

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三段上げも流れ変わる可能性

昨日の東京株式市場は3日続伸し、2万7000円台を回復しました。上値抵抗となる200日線をあっさりと突破。大発会安値から三段上げしており、一目均衡表では雲に突入してきました。ただし流れが変わる可能性のある現象が起こりました。

NYは主要ハイテクが牽引

23日の米国市場は米ウォール・ストリート・ジャーナル紙がFRBは近く利上げを停止するといった報道をし、ハイテク半導体株が急騰したことで、NYダウは続伸して25日線を回復。ナスダックも続伸して200日線が視野に入ってきました。半導体SOX指数が5%超の上昇となったことで、業種別騰落を見ると、情報技術(+2.28%)、コミュニケーション(+1.78%)、一般消費財(+1.57%)、金融(+1.12%)、資本財・サービス(+10.9%)という具合でGAFAMなど主要ハイテクが相場を牽引しました。

33業種中反落したのは2業種

一方で東京市場は機械(+2.22%)、精密(+2.10%)、金属(+2.07%)、銀行(+2.05%)、保険(+1.85%)といった順で、目立つのは33業種中反落したのが鉄鋼(-1.59%)と海運(-0.77%)の2業種ということです。

日本製鉄に大きな利食い持ち込まれる

このところ日本製鉄に人気が集まっていました。大発会安値の2230.5円から昨日高値の2763円まで23.8%上昇。それが後場に入り急落となり、ザラ場安値は2584円とこの日の高値から6.5%の下落。日本製鉄の出来高は4412万株と前日の1601万株の2.7倍となっており、大きな利食い売りが持ち込まれたことが伺えます。

二番天井っぽい足型

日足は鉄鋼株指数も日本製鉄も最高値圏で陰線包み足となりました。また、海運株指数は12月高値からの下落をほぼ取り戻す水準での陰線包み足であり、二番天井っぽい足型となりました。

日経平均寄与度上位にファストリ見当たらず

日経平均寄与度上位を見ると、SBG(41.7円)、東京エレクトロン(31.8円)、アドバンテスト(20.5円)、KDDI(16.2円)、ダイキン工業(15.7円)となっており、寄与度常連のファーストリテイリングの名が見当たらないことに違和感を覚えます。

半導体大手は伸び悩む

半導体大手の株価を見ると、東京エレクトロンが930円高の4万6500円で取引を終えましたが、4万7520円高値から1000円超下落しており、安値引けとなりました。また、レーザーテックに至っては前日比20円高の2万5975円で取引を終えましたが、この日の高値は2万7000円ですので、完全な往って来いでの安値引けです。

資金の流れ変わったかも

一方で、三井住友FGが131円高の5650円高値引けとなり、資金の流れが変わったのかもしれません。当欄ではNT倍率の上昇による日経平均型の上昇の可能性を指摘し、その上昇はハイテク株主導になるだろうとしてきましたが、ひょっとするとその流れは早くも変わりつつあるのかもしれません。

個別物色か窓埋めか

この見方が正しいならば、指数の上昇は一旦止まり、個別物色へと向かうことが想定されます。もし、そうではない場合は、昨年12月14日高値からの下落で日足の窓を2つ残しており、2万7488円~2万7349円と2万7987円~2万7713円のこの窓埋めが上値の目途となりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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