当面、戻り売り【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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売り先行スタート

昨日の東京株式市場は売り先行スタートとなりました。先週末の米国市場ではNYダウが5日続落となりました。また、CMEシカゴの日経225先物取引が大証終値比35円安で帰ってきたことに加え、半導体SOX指数が1.77%も続落したことで、値嵩半導体株が売られました。

リバウンドは限定的

日経平均は一時389円安の3万2392円までありましたが、3万2212円に走る25日移動平均線に接近したことで押し目買いや買戻しが入りました。日経平均はその後103円高の3万2884円までありました。しかし、5日線が先週下方転換しており、リバウンドは限定的でしょう。

スピード調整で済むかどうか

6月19日高値から昨日の安値まで立ち合い日数5日で1380円下落したことで、ここより一旦のリバウンド局面が見られることが予測されますが、上げのピッチが速かったことに対するスピード調整で済むかどうかは分かりません。

前日まで7日間の売買代金は突出

日経平均が3万3000円台に乗せたのが6月13日。そして先週木曜日に下げだしましたが、前日の21日まで7日間の売買代金は30兆3087億円と多く、1日平均は4兆3298億円です。3万3000円~3万3700円の突出した売買代金を考えると簡単に高値更新するとは思えません。

しばらくは上値の重い

しばらくは押し目買いと戻り売りが交錯し、上値の重たい展開が想定されます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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