指数は戻り売り相場【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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3日続伸も戻り売りに押される

昨日の東京株式市場は3日続伸スタートも、上値では戻り売りに押されてしまいました。日経平均は一時285円高の3万2539円高値までありました。しかし、3万2600円近辺を走る25日線が視界に入ると売りが出てきました。

デッドクロスのあと25日線右肩下がりに

現在、日経平均の移動平均線の並びは上から25日線、5日線、75日線となっています。先週末金曜日に5日線が25日線を下回るデッドクロスしており、一昨日から25日線自体が右肩下がりに転換しています。

トレンドが下向きに転じる

6月19日高値(3万3372円)以降は7月3日高値(3万3762円)、8月1日高値(3万3488円)といった具合に高値を切り下げてきています。また、6月27日安値(3万2306円)、7月12日安値(3万1791円)と安値切り下げの二段下げ。移動平均線の並びや高値切り下げ、安値切り下げからはトレンドが下向きに転じていると解釈できます。

8月1日高値超えるまでは個別物色

足元は下値が3万1635円に位置する右肩上がりの75日線が下値サポートとして意識されつつ、上値は右肩下がりに転じた25日線が上値レジスタンスとして機能しているようで、右肩上がりに転じる条件は8月1日高値(3万3488円)を超えて高値切り下げを否定せねばなりません。それまでは指数中心のトレードは避け、個別銘柄物色ということになるでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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