今週のNYは調整下落になりやすい
週明け19日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。3連休中のNY市場は先週末にNYダウは288ドル安し18日は6ドル高。ナスダックは先週末に217ポイント安し18日は1.9ポイント高でした。先週末のNY市場はクワドルプル・ウィッチング(日本のメジャーSQに相当)でした。過去のクワドルプル・ウィッチングは通過後1週間の下落確率が約80%です。そのため、今週のNYは調整下落の週となりやすいということです。
半導体セクターの下落が重し
米国の3社自動車労組が初の一斉ストライキやに踏み切っていることや、ミシガン大消費者信頼感指数の予想以上の悪化を受け、投資家心理が悪化しています。特に、半導体セクターの下落が重しとなっており、今日の東京市場でも値嵩の半導体株は東京エレクトロンやレーザーテックが約5%ほど下落しており足を引っ張りました。
今週のスケジュール
さて、今週は4日間立ち合いですが、重要な中央銀行ウィークです。今晩から明日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。スケジュールは以下の通り。
20日(水)日本:8月の貿易統計
日本:4~6月期の資金循環統計
日本:8月の首都圏マンション販売
日本:8月の訪日外国人客数
日本:インテグラルが東証グロース上場
中国:9月の最優遇貸出金利(LPR)
英国:8月の消費者物価指数(CPI)
米国:連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表
米国:米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見
21日(木)日本:東京ゲームショウ2023開幕
日本:揚羽が東証グロース上場
英国:イングランド銀行(中銀)が金融政策委員会の結果発表
米国:週間の新規失業保険申請件数
米国:9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数
米国:8月の中古住宅販売件数
22日(金)日本:8月の全国消費者物価指数(CPI)
日本:日銀金融政策決定会合の結果発表
日本:笹徳印刷が東証スタンダード上場
日本:ファーストアカウンティングが東証グロース上場
欧州:9月のPMI速報値
米国:9月のPMI速報値
パウエル議長発言と植田総裁コメント注目集める
今回のFOMCは政策変更なし予測が90%に達しており現状維持でしょうが、年内の再利上げがあるのかどうかを占う上で声明やパウエル議長発言には注目が集まります。また、週末金曜日は日銀会合結果が発表されます。植田日銀総裁のコメントにはやはり注目が集まるでしょう。足元の長期金利は0.7%台まで上昇してきており、先行きの金融政策が債券や為替に大きな影響を与えるため、今週は様子見の週となりそうです。
日々勇太朗
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