一目均衡表時間論では【転ばぬ先のテクニカル】

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SQ値巡る攻防の結果の急騰劇

昨日の急落は何だったんだ?という本日の急騰劇。日経平均は昨日の455円安を上回る670円もの急騰となりました。メジャーSQ週の水曜日ということで、SQ値を巡る攻防が行われている結果と思います。最近はJPXが毎週末の残高手口だけしか公表しないため、今週の売買手口が分からないため、今週月曜日に発表された先週末の残高からの想像でしかありませんが、大口投資家のABNアムロの残高では3万3750円より上目線でコール買い・プット売りのポジションを組んでいると思われたため、昨日の急落に対する逆襲を一気に行ったのではないかと思います。

一目均衡表が押し目限界値を表現

日経平均は昨日25日線をわずかに下回りましたが、本日は一気に5日線を回復してきており、一目均衡表でも転換線を突き抜けました。一目均衡表の図柄は昨日の急落が遅行スパンの位置の雲上限が下値サポートした形であり、移動平均線よりも一目均衡表のほうが押し目限界値を表現していたことに気づかされます。

1月に向け上昇なら3万4579円がターゲット

9月15日から10月30日の日柄30日に対する対等日柄が来週12日に到来します。そこへ向けての上昇により一旦、天井形成という見方もできますが、それよりも、10月4日安値から本日が42日目という一目山人の考えた基本数値での変化であったことに期待したいものです。42日の次の基本数値は65日なので、次の変化日となる来年1月11日に向けての上昇とすれば、3万4579円がターゲットとして考えられますが…。

2025年問題関連でM&A総研に注目

個別銘柄ではM&A総研<9552>に注目します。団塊の世代800万人以上が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題関連銘柄です。昨日の日経新聞で報じられたように、政府・与党が来年度の税制改正で、中小企業のM&Aについて税負担を減らすために、買収した株式取得額を最大で全額税務上の損金に計上できるようにするとの記事が掲載されましたが、これにより後継者不足に悩む中小企業の事業継承をスムーズに進めることが税制面で後押しとなります。株価は11月9日の4085円を突破したことで、今年6月の4690円がターゲットです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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