警戒警報発令【転ばぬ先のテクニカル】

経済指標に一喜一憂しながら円安支援に反発

先週の東京株式市場は反発しました。米雇用統計や消費者物価指数、生産者物価指数などの経済指標に一喜一憂しながらも１５３円台に進んだ円安が支援した格好です。

米１０年債利回り危険水域で幻のＳＱ値

しかし、米利下げ観測が後ずれしだしており、米１０年債利回りは昨年１１月以来の４．６％近辺に上昇し危険水域に入っています。４月限オプションＳＱを通過しましたが、「幻のＳＱ値」となったことやＳＱ値を下回って推移していることは問題です。

早期４万円台回復なければ値幅調整へ

今月はまだ１１営業日を残していますが、現状では月足が６カ月ぶりの陰線形成となっています。２５日線が右肩下がりに転じており、戻り売りが意識されています。一目均衡表では転換線と基準線がデッドクロスし、遅行スパンも日々線の中に潜り込んでしまっており、早期に４万円台の回復がなければ値幅調整へと向かうでしょう。

日々勇太朗

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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