変化日で上に動き出したのは良い傾向
本日の東京株式市場はマチマチの展開でした。お伝えしましたように昨日と本日は重要変化日です。変化日における鉄則は「流れに逆らうな」なので、この日柄変化日で日経平均が上に動き出したことは良い傾向です。
上昇に嬉々としている訳にいかず
ただ、今週は米FOMCと日銀会合という日米中銀イベントに加え、FOMC当日は米5月の消費者物価指数の発表もありますので乱高下もありましょう。週末はメジャーSQということで、明日は先物による空中戦が繰り広げられることから、ここでの上昇に対して嬉々としている訳にもいきません。
戻り高値視界に捉えるも売買代金3兆円台に減少
テクニカル的には4月19日の3万6733円安値以降のリバウンド相場において、現状の戻り高値は5月20日の3万8437円であり、ここを突破するのかどうかが注目点です。本日は一時3万9336円高値まであり視界に捉える位置まで上昇しましたが、重要イベント前であり先週末からプライム市場の売買代金が3兆円台に減少しており、やはり慎重姿勢の投資家が様子見で過ごしていることが伺えます。
紹介した個別銘柄は横ばい推移
このところ参考程度に個別銘柄はご紹介するようにしていますが、直近ご紹介した神戸物産や村田製作所、寿スピリッツ、アステラス製薬全てが横ばい推移。ただ、日足、週足チャートは好転しつつあり、全体相場が調整局面から抜け出せばといったところです。
CYBERDYNEをウォッチ
今日は少し変わった気になる銘柄をご紹介しましょう。ロボットスーツ「HAL」を開発したCYBERDYNE<7779>です。まだ赤字企業ですのでロスカットが出来る投資家の方のみウォッチしておいて欲しいのですが、5月27日の177円安値から6月5日に218円高値まで上昇し、25日線や50日線を突破。週足では昨年6月以来の5週、13週、26週線を突破しており、注目に値します。
数分置きに1万株~4万株ぐらいの買いが入る
何故、この株が気になったかというと、本日の後場の買い方の動きをたまたま見ていたからです。数分間、値が付かないことが度々起こるのですが、数分置きに1万株~4万株ぐらいの買いが入ったのです。滅多に板を見ることはないのですが、こうした買いが何故入るのか気になってみておりました。少々気になる銘柄としてご紹介しておきます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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