日経平均型の上昇【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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4日続伸し戻り売り受ける

本日の東京株式市場は4日続伸となりました。昨日は海運や金融株中心のTOPIX型物色でしたが、本日はファーストリテイリング、東京エレクトロンなど、日経平均寄与度上位5銘柄で265円程度押し上げる日経平均型の物色となっています。しかし、騰落数を見ると、値下がり銘柄の数が4割程度あり、戻り売りを受けているというのが中身でしょう。

今月に入って上昇ピッチ少々速い印象

日経平均は506円高の4万580円と3月22日の終値ベースの史上最高値(4万888円)に約300円に迫ってきました。今月に入っての上昇ピッチが少々速いなという印象です。

そろそろ指数系銘柄は注意

6月26日以降、日経平均はボリンジャーバンドのプラス2σとプラス3σの間でバンドウォークしています。通常、バンドウォークは5日~10日続くケースが多いのですが、本日は6日目で迎えており、そろそろ指数系銘柄は注意を払う必要があります。現在、プラス2σは4万115円近辺を上昇中ですが、このプラス2σを割り込む場合は上昇が一旦止まると考えるべきでしょう。

弁護士COM10%超の急騰

個別では、先日注目銘柄に取り上げた弁護士ドットコム<6027>が10%超の急騰となりました。東海東京インテリジェンス・ラボが投資判断を2段階引き上げ目標株価を6200円に設定したことが材料です。

日本M&Aセンターの押し目は狙い目

ここで日本M&Aセンター<2127>に注目したいと思います。この株は6月10日に697.7円まで下落してボトムアウトし6月28日には870.5円まで上昇。本日は816円まで下落後にリバウンドして大引けは832円で取引を終了。このまま週末を迎えると5週線と13週線がゴールデンクロスすることになります。昨年12月の時も5週、13週のゴールデンクロスから上昇が加速していきましたので、ここでの押し目は狙い目ではないかと考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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