リーマンショック以来の暴落相場
「上げ100日、下げ3日」という相場格言がありますが、正に下げだすと一気に崩れてしまいました。今年の大発会安値は3万2693円でしたが、そこから4万2426円まで半年かけて29.7%上昇し、そこからわずか16日間で大発会安値を割り込むとは想像もできませんでした。「辰巳天井」に相応しいといえばそれまでですが、これだけの暴落相場は2007年のリーマンショック以来かもしれません。
「植田ショック」などと言う方も
しかし、今回の暴落原因は何なのでしょう。リーマンショックは金融システムの崩壊でしたし、コロナショックは経済のロックダウンという明確な理由がありました。今回は「植田ショック」などと言う方もいらっしゃいますが、7月11日から日銀会合まで2週間の下落が先に来ていました。
ブラックマンデーはダウが22.6%もの暴落
筆者は1985年に証券界に入りました。その後、最初に起こった暴落が1987年のブラックマンデーです。明け方5時過ぎにラジオを聞いていた父がNYの異変を聞いて私を叩き起こしてくれました。その日のNYダウは1日で22.6%もの暴落となり、世界恐慌の引き金となった1929年の暗黒の木曜日と言われる12.8%の暴落を遥かに上回る下落となりました。
99%近い銘柄が大引けストップ安で寄り付く
普段より早めに出社しはしましたが、当時、証券会社に必ず設置されていたテレビのボードは売り気配一色。99%近い銘柄が大引けストップ安で寄り付くというひどい一日でした。こんなことは二度と起こらないと同僚とボードをバックに記念写真を撮った記憶が残っています。
今回ほど悪材料が見当たらない暴落はない
その後も1990年の大発会から始まった平成バブル崩壊や2000年のITバブル崩壊、2006年のライブドアショックなどなど、暴落や〇〇ショックを経験してきました。しかし、今回ほど悪材料が見当たらない暴落経験はありません。その分、何か根が深い理由があるのかもしれません。
下げ続ける相場はない
ただ、言えることは、下げ続ける相場はありません。投げが一巡すればコツンと底打ちし、理性を取り戻したかのように上げだすものです。
ドル円下値目途140円、割り込めば130円も
それは為替にも言えることです。わたしは2023年11月の151.94円を割り込めば円高トレンド転換とお伝えしてきました。本日は141円台へと円高が進行してきました。下値目途としては2023年11月と本年1月の140円前半が挙げられます。ここには一目均衡表の週足先行スパンが位置しています。ここを割り込めば昨年1月~2月にもんでいた130円近辺まで進む可能性があります。
ドル円の落ち着きを待つ
いずれにしてもドル円の落ち着きを待たねばならないでしょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


コメント