火消発言【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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売り先行で一時936円安

相変わらずボラティリティの高い相場展開です。今朝の東京株式市場はシカゴCMEの日経平均先物が635円安で返ってきたことで売り先行スタートとなりました。日経平均は一時、前日比936円安の3万3739円安値までありました。

その後、日銀内田副総裁が火消発言

その後、日銀の内田副総裁が講演会で政策金利は当面、現在の水準で緩和をしっかり続ける必要があると語りました。また、金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはないとし、7月末に積極的な利上げ発言をした植田総裁のマーケットに与えたインパクトを和らげる火消発言を行いました。

ドル円は下値目途の140.25円手前で底入れ

これによりドル円が147円台半ばへ円安進行となり、日経平均株価も1174円高の3万5849円まで急伸。ドル円は5日に下値の目途としてお伝えしましたように2023年12月の140.25円手前で一旦底入れしたようです。

日経平均は半値戻し水準がターゲット

また、日経平均は7月11日高値から8月5日安値までの下げ幅の38.2%戻し(3万5461円)を突破して、一時3万5849円高値まで買い進まれました。更に上げるケースでは半値戻し水準の3万6791円がターゲットとなりましょう。

二番底問題、ブラックマンデーでは…

投げが一巡したことで、大きな反発が起こりましたが、ここで考えるべきは二番底問題です。1987年10月20日のブラックマンデーでは日経平均は3836円安の2万1910円まで暴落も、翌日には2037円高と猛烈な反発をみせ、翌々日も457円高となり下げ幅の65%を取り戻しました。しかし、リバウンドは2日間だけで、その後、日柄及び値幅調整へと進み、大底は11月11日の2万513円でした。

リバウンド継続か、二番底へ向かうかが焦点

今回、7月11日高値の4万2426円からの最初の下落は7月26日の3万7611円で終了し、そこから7月31日の3万9188円までリバウンドしてからの二段下げ相場入り。3万9188円から8月5日の3万1156円までの8032円幅の下落に対し、本日高値までは4693円幅、率にすると58.4%戻しで失速気味。明日以降、更にリバウンドを継続できるのか、逆に二番底形成へと向かうのかが焦点となりましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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