NY株高、円安も続落
本日の東京株式市場は続落しました。昨日も指摘しましたように現在の東京市場はダウントレンド入りしているようです。21日のNY市場はNYダウとS&P500は下落しましたがナスダックは4日続伸。また、為替市場ではドル円が151円台の円安にも関わらず寄り付き直後から急落しました。シカゴの日経平均先物も3万9025円で返ってきたため、急落予想は少なかったものと思います。
たかだか4%未満幅の横ばい推移の12日間
日経平均のサイコロジカルライン(過去12日間の勝率)は昨日段階で8勝4敗。本日の下落でも7勝4敗と勝ち越しています。昨日までの8勝4敗の間の日経平均は4万257円高値から3万8775円での推移で上下幅1482円。1482円幅というと大きな動きだと思われがちですが、日経平均が4万円時代なので、たかだか4%未満幅なのです。要するに横ばい推移の12日間ということが出来ます。
横ばい推移の9陰連は極めて珍しい
しかし、8勝4敗にも関わらず、日足ローソク足は昨日まで9日連続の陰線形成。通常、9陰連が出る相場というのは、どんどん下値を切り下げていく時に見られるもので、今回のように横ばい推移での9陰連というのは極めて珍しいというか、筆者の40年近い相場経験で初めてのことです。そして本日も陰線形成となり10陰連となりました。過去を振り返ると、このような連続陰線は2012年4月25日~5月16日の13日連続陰線以来の形です。
暗黒の民主党政権時代の再現懸念
2012年というと2009年に政権交代した民主党政権最後の年です。27日(日)投開票の総選挙では、自民党と公明党の連立合計でも過半数を下回る可能性が出てきたと報じられていますが、2012年以来の連続陰線形成により株式市場にとって暗黒の民主党政権時代の再現を懸念しだしたようです。なによりも民主党最後の野田総理大臣が現在の立憲民主党の代表となったことが偶然とは思えないのかもしれません。
2012年連続陰線時の下落率を当てはめると…
2012年5月16日にかけての13日連続陰線の時を振り返ると、4月25日の終値が9561円で、陰線9日目の5月11日の終値が8953円。13陰連となった5月16日が8801円でその後、小幅の上げ下げを繰り返し6月4日のザラ場安値8238円で底打ちしました。
4月25日から6月4日までの下げ幅は13.8%となりますが、今回の陰線開始日となる10月9日終値である3万9277円から13.8%下落するとすれば3万3856円が計算できます。
また、9陰連となった5月11日終値の8953円から底打ちした6月4日のザラ場安値である8238円までは7.9%下落です。今回、9陰連となった昨日の終値3万8954円から7.9%下落するとすれば3万5894円が計算できます。
13週線サポートも注意必要
昨日までは下値は堅いが上値も重い状況の中での連続陰線でした。本日の下落で3万8440円近辺を走る25日線、3万8270円近辺を走る75日線にタッチしてきました。ここを割り込んだ場合は昨日指摘した3万7860円近辺に走る13週線がサポートラインとして意識されると思われます。この近辺には一目均衡表の転換線や先行スパンAが位置しています。ただ、TOPIXのほうが調整度合いが早く進んでおり、2012年とのミラー相場もあり得ますので注意が必要でしょう。
半導体関連崩れると日経平均深堀り避けられず
株式市場のテーマ株である半導体関連銘柄を見ると、レーザーテックや東京エレクトロンは調整局面から抜け出せません。唯一上値追いを続けてきたアドバンテストが本日、最高値で陰線包み足となりました。このセクターが崩れると、日経平均の深堀りは避けられません。
尚、明日は筆者の都合によりお休みさせていただきます。宜しくお願い致します。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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