大幅続伸し一時3万9000円台回復
本日の東京株式市場は大幅続伸となりました。日経平均は一時、3万9000円台を回復する場面がありました。シカゴの日経先物の先週末終値は250円高程度でしたので、この急騰劇の裏側に何があるのか不思議な急騰ではありますが、本日は世界の投資家がベンチマークにしているMSCI指数の銘柄入れ替えが行われるため、その思惑が働いているのかなと思っています。
MSCIは日本株への興味低下を示しているが…
今回の入れ替えでは、MSCI Japan Indexに新規採用されるのはフジクラ1銘柄のみ。逆に削除されるのが浜松ホトニクス、イビデン、京成電鉄、マツダ、ローム、野村不動産HD、そして日本プロロジスリート投資法人とSOMCOの8銘柄にのぼります。日本株に対する海外投資家の興味が落ちていることを示していますが、そんな中から京成電鉄が今朝、ストップ高にあと1円と迫る急騰劇を演じました。
京急と京成の旧村上F保有で思惑広がり陸運急騰
これは今朝5時過ぎに東洋経済オンラインが、京浜急行と京成電鉄の株式を、アクティビスト(物言う株主)で知られる旧村上ファンド系が保有しており、2006年の阪急・阪神の合併再現の可能性を伝えたことに思惑が広がりました。本来、指数から外される銘柄なので、売られるケースが多いのですが、低迷していた陸運株が急騰したことで市場の雰囲気が劇的に変わった印象です。
ストキャスティクスGがCしMACDも好転間近
日経平均は先週まで3万8000円~3万8500円のボックス相場となっていましたが、先週指摘し続けてきた75日線が下値支持線として機能したようで、本日は先週3度上値を抑え込んだ3万8500円を一気に上抜けてきました。本日の指数入れ替えというイベント通過後の明日以降の動きを確認する必要はありますが、日経平均のストキャスティクスがゴールデンクロスし、MACDも好転間近となったことは評価できます。
年末ラリーへ需給面の支援材料
日本経済新聞によると12月上旬に中間決算の配当金の支払いがピークを迎え、配当総額は8兆円を超える見通しだと報じています。既に再投資に回った分を除いても7兆円規模にのぼると見られ、日本株の年末ラリーに向けて、株式需給面の支援材料が配当再投資への期待が高まるということです。期待したいものですね。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


コメント