下値切り下げ型へ【転ばぬ先のテクニカル】

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米長期金利上昇受け4日続落

本日の東京株式市場は4日続落となりました。先週末10日に発表された米12月雇用統計が市場予想を上回りました。非農業部門の雇用増は25.6万人増と市場予想の16.5万人増を大幅に上回り、失業率は4.1%と11月の4.2%から低下しました。そのため、今年の利下げ回数予想が減少し、10年債利回りは一時4.8%台乗せとなり、昨年4月の4.737%を上回りました。

インフレ再燃をマーケットは先取り

FRBが昨年9月から3回で合計1.0%の政策金利を引き下げましたが、それにも関わらず長期金利が高値を更新してしまったことは大問題です。来週20日にトランプ氏が大統領に返り咲きますが、関税引き上げによる輸入物価の上昇と、移民政策による賃金インフレといったインフレ再燃をマーケットは先取りしています。

債券、株式、通貨とトリプル安といった反応

もっとも本来ならドル高に反応するはずのドル円は1円程度円高に反応しました。債券、株式、通貨とトリプル安といった反応です。これは雇用統計の中身の取り方が各市場で揃わなかったことにあると思われます。雇用数、失業率、平均時給だけを取ると、株式、債券の反応は分かります。

先々の景気失速を為替市場は読む

しかし採用率が下がっていて、就労者も減っているのです。求人が増えていても就労者は増えていない、ということは、企業は能力が劣る人たちを削減し、能力の高い人を求めているが集まらないという構図です。なので、リストラが進んでいると捉え、先々の景気失速を為替市場は読んだということだと思います。

明らかに相場は変調を来す

さて、日経平均は12月20日以来の3万9000円台割れとなってきました。75日線(3万8930円)や200日線(3万8695円)をも割り込んできました。明らかに相場は変調を来しており、どのあたりで落ち着くのかを見ていかねばなりません。

12月安値割り込み下値切り下げ型に変わる

昨年8月5日の3万1156円以降、9月9日の3万5247円、10月24日の3万7712円、11月26日の3万7801円、12月19日の3万8355円と下値を切り上げてきましたが、本日は12月安値を割り込み、下値切り下げ型に変わりました。

下値の目途は…

下値の目途として、昨年8月安値から12月高値の上昇に対する1/3押しが3万7317円、38.2%押しが3万6867円、半値押しが3万5777円などが挙げられます。

大きな値幅出る可能性あり戻り売り対処

また、今週はまだ始まったばかりですが、このまま戻せないようだと週足は3週連続陰線となります。3週連続陰線は昨年7月以来のことであり、この時は8月第1週の暴落に繋がりました。そのため大きな値幅が出る可能性がありますので、当面は戻り売り対処でしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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