東京株式市場はマチマチの展開
本日の東京株式市場はマチマチの展開でした。先週末のシカゴの日経平均先物が高く返ってきたことで、寄り付きから買いが先行しましたが、半導体関連やデータセンター関連銘柄が崩れ、日経平均は続落も、それ以外のセクターには幅広く買いが入り、TOPIXは反発となりました。
東京市場の話題が「R1」
本日の東京市場での話題が「R1」です。最初、乳酸菌飲料がどうした(?)と思ったのですが、中国の新興企業が開発した生成AIが「R1」ということでした。「DeepSeek」というスタートアップ企業が開発した「R1」がエヌビディア製の「H800」という安価で機能を落とした半導体部品を使い、OpenAIのChatGPTを上回る性能を実現したと伝わりました。このR1は無料のオープンソースモデルで、古いハードウェアで運用するコストが1/30に抑えられとの事。
指数寄与度上位銘柄の急落で700円越える下落
そのため、米ハイテク企業の脅威になると報じられ、時間外取引のナスダック100が2%近い急落となりました。この動きを受けたことで、先週の日経平均の上昇を牽引したSBGやアドバンテストが急落。指数寄与度上位銘柄の急落により日経平均は、今朝の高値から700円を越える下落となりました。
スターゲート関連銘柄に思わぬ冷や水
先週はソフトバンクグループとオラクル、オープンAIによる4年間総額5000億ドル(約78兆円)規模のAIインフラ整備事業「スターゲート」が引き続き材料視され関連銘柄中心に買いが先行しましたが、思わぬ冷や水を浴びせられた格好です。
スターゲート関連銘柄から一旦撤退
先人は「相場は相場に聞け」との教えを残してくれました。スターゲート関連銘柄が、今後の市場の牽引役になると思われましたが、相場が曲がったことで一旦は逃げるというのが市場の反応です。中国製AIの利用は安全保障上の理由から、先進国での利用は限られると思われますが、資金を運用する立場からは一旦撤退というのが流れでしょう。
米主力テック企業の決算への株価の反応は?
さて、今週は米国市場で主力のテック企業の決算発表が予定されています。29日(水)にテスラ、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、30日(木)にアップルとインテルです。巨大ハイテク企業がこの数年、相場を牽引してきましたが、そうしたハイテク企業の利益成長が、約2年ぶりに鈍化すると見られており、株価が最高値圏にいるためにどういった反応になるのか注目となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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