日経平均、三空叩き込み【転ばぬ先のテクニカル】

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3月11日安値割り込みダウントレンド入り確定

3月29日の当欄で「(日経平均は)3月11日安値と3月14日安値を結んだ延長線であるアップトレンドをも割り込んできました。三角保ち合いを下に放れた格好であり、二番底形成へと進んだのか、ダウントレンド中の一時的な自律反発が終了し、3月11日安値を割り込むダウントレンドが再開されたのかのどちらかでしょう」としました。末31日の東京株式市場は暴落気味に3日続落し、3月11日安値を割り込みダウントレンド入りが確定してしまいました。

NY市場はスタグフレーション懸念強まり売りに拍車

先週末28日のNY市場では、4月2日に発動されるトランプ政権の相互関税を警戒した売りや、連邦準備制度理事会(FRB)が注目のPCEコア価格指数が予想以上に加速したこと、更に、ミシガン大消費者信頼感指数が2年ぶりの低水準に落ち込んだと同時に、期待インフレ率が上昇したためスタグフレーション懸念も強まり、一段と売りに拍車をかけました。

インフレ率上昇の一方消費指数は2年ぶり低水準

2月の個人消費支出(PCE)のコア財価格は前月に続いて0.4%上昇となりました。連続した2カ月分の伸びとしては2022年以来の大きさです。また、住宅とエネルギーを除くコアサービス価格も約0.4%上昇しました。市場予想は0.3%上昇でしたが、この0.1%の違いは、年率換算にすると3.6%が4.8%となり期待インフレ率の上昇要因となります。一方でミシガン大消費者信頼感指数は消費者マインドを探る代表的な指数ですが、2年ぶりの低水準に沈んだことでスタグフレーション懸念が高まることになります。

NY主要3指数揃って3日続落しリバウンド終了

このことから主要3指数は揃って3日続落。まだ年初来安値更新には至っていませんが、3月半ばからの反転では25日線に上値を押さえられ、5日線と25日線のゴールデンクロスに至らず下ブレてきました。結局、3月1週目~2週目に空けた週足の窓埋め完了でリバウンドが終了した格好です。また、先週の週足は3月第3週の陽線ないし陰線を包み込む陰線包み足となり、厳しい状況となっています。

三空叩き込みも3月11日安値割り込み判断難しい

さて、日経平均は昨年12月27日の戻り高値である4万398円から、3月11日には3万5987円まで下落。その後、その下げ幅の半値戻し水準となる3万8220円までリバウンドしましたが、そこから本日まで日足で三空形成の下落となり、3月11日安値を割り込んでしまいました。酒田五法からならば三空叩き込みは底入れサイン。ただし、3月11日安値を割り込んだことで、半値戻し幅(2233円幅)の倍返しで、3万3754円まで更に下落する可能性もあり、判断が難しい局面です。

3万5000円接近で買い場をすイメージ

週足を確認すると、昨年7月末~8月初旬の急落からの立ち上がりで3万5089円まで窓の残しており、この窓を埋める下落と考えるのが良いように思います。3万5000円接近で買い場を探すといったイメージです。

TOPIXは2600~2800ポイントのボックス

一方、TOPIXの日足は二空形成で、3月11日安値(2620.35ポイント)までまだ距離があります。TOPIXは概ね2600~2800ポイントのボックス相場を形成しており、

TOPIXボックス継続なら日経平均週足窓埋め水準

このボックス相場が継続するならば、3月11日安値まで下げるケースでは、TOPIXが2667-2620=47ポイントに、NT倍率13.4倍を掛けると47×13.4=630円で、日経平均3万5691円-630円=3万5061円と計算でき、上述の週足窓埋め水準が妥当という机上の計算が成り立ちそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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