PERが急上昇【転ばぬ先のテクニカル】

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3日続伸スタートし5月限幻のSQ値否定

本日の東京株式市場は3日続伸スタートし、5月限幻のSQ値を否定しました。米国と中国は週末10日からスイスで貿易問題を巡る初の閣僚級協議を終え、中国の何立峰副首相は昨日、米中が貿易協議の枠組みを設置することで合意したと明らかにしました。本日にも米中共同声明を発表するとの報もあり、安心感が広がり買い先行スタートとなりました。

EPS急低下しPERは15.55倍に上昇

TOPIXは足元12連騰してきましたが、5月8日発表時点の日経平均の一株利益(EPS)は2411円に急低下し、株価収益率(PER)は9日時点で15.55倍に上昇。トランプ関税ショックで日経平均が急落前の戻り高値を付けた3月28日の15.51倍と同水準となりました。

底打ち反転後適正水準に届いた印象

底打ちした4月7日のPERは12.59倍で、他にもあらゆる指標が陰の極の水準に達し、必要以上に株価が売られたことで、底打ち反転後は適正水準への上昇が起こりましたが、トランプショック前水準まで戻したことで、適正水準に届いた印象です。

令和ブラックマンデーと言われる昨年8月急落時と同じ

これは令和のブラックマンデーと言われる昨年8月の急落時と同様です。昨年7月11日に日経平均は4万2426円高値まで上昇しましたが、この時のPERが17.58倍。そして底入れした8月5日のPERは13.01倍でした。その後、10月15日に4万257円までリバウンドした日のPERは15.87倍。

決算発表後PBRがどこで着地するのか大注目

今週は2000社を超える決算発表が予定されていますが、PBRがどこで着地するのか大注目となります。

日柄的にはソロソロ上値重くなっても不思議でない

さて、8月5日底入れから75日線を回復した9月2日までの上昇は19営業日数でしたが、今回4月7日底入れから75日線回復達成した先週末まで20営業日数経過しており、日柄的にはソロソロ上値が重くなっても不思議ではありません。今朝は一時、3万7726円高値までありましたが、26週線が3万7817円に走っており、ここを一気に抜き去るのは難しいと考えます。

同様な動きとなるのはアルゴリズム取引が影響

毎度、同様な動きとなるのはアルゴリズム取引が影響していると思われます。アルゴリズム取引は一定の条件で動きます。例えば5日線や25日線上回っている間はシステム的に買いが入り続け、逆に下回りだすと売りシグナルが点灯し、ポジション解消の手仕舞い売りを出すと同時に、場合によっては空売りに転じるため、売りが売りを呼ぶ展開へと発展していきます。

適正水準以上になると現実とのギャップ埋める下落

この機械的な動きが株価変動を加速させ、トレンド終了後は一気に流れが変わることになります。今後、株価がピークアウトし、売りシグナルが点灯すれば、調整局面へと進むことでしょう。調整入りの切っ掛けは、投資家心理が改善し、株価が適正水準以上となってしまう上昇が続いてしまうことで、今度は現実とのギャップを埋める下落が生じるというのが毎度のパターンです。

調整局面がその後の二段上げに繋がる買い場提供場面

そこへ新たな悪材料や懸念材料が出てくる場合、短期急騰に対する急激な下落に見舞われることも常であり、そうした調整局面がその後の二段上げに繋がる買い場提供場面ということになりましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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