半導体株復活の兆し【転ばぬ先のテクニカル】

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半導体上昇、金融も高い反面、薬品安く自動車も下落

本日の東京株式市場は、米政権がアラブ首長国連邦(UAE)に対し、エヌビディア製最先端半導体の輸入容認を検討していることが好感され、半導体関連が上昇。また、米景気懸念が和らぎ、銀行や証券など金融株も高い半面、米医薬品株安を受けて薬品株が総じて安く、為替の円安一服から自動車株も下落しました。
4月CPIは伸びが市場予想下回る
13日の米国市場はマチマチの展開でした。4月の米消費者物価指数(CPI)が発表されましたが、コア、総合ともに前月比の伸びが市場予想を下回りました。食料品の価格は2020年以来の大幅低下となり、特に卵の値下がり幅は1984年以来の大きさとなっていました。

ダウ反落もエヌビディア急伸でナスダック5日続伸

NYダウは構成銘柄のユナイテッドヘルスがCEOの交代と業績見通しの撤回で急落。1銘柄で400ドル超押し下げたことでダウは269ドル安と反落しましたが、一方でトランプ米政権がアラブ首長国連邦(UAE)に対して、エヌビディア製の最先端半導体100万基以上の輸入を認める取引について検討しているとの報を受け、同社株が5%超上昇したことで、ナスダックは301ポイント高(1.61%)し5日続伸となりました。

半導体関連に買い入るが過熱感から利食い広がる

この流れを受けた今朝の東京株式市場は半導体関連銘柄に幅広い買いが入っていますが、TOPIXが昨日まで13日連騰したことで、過熱感から利食いが広がっており、日経平均は5日ぶり、TOPIXは14日振りに反落となっています。

年に一度あるかどうかの超過熱状態で下落は当然

昨日段階の騰落レシオを確認すると、6日が160.9%、10日が152.1%、15日が163.2%、25日が132.7%と珍しく揃って超過熱状態になっていました。また、日経平均の25日線乖離率も昨日は9%を超えていました。年に一度あるかどうかの超過熱状態となっていたことで、本日の下落は当然と考えられます。

日経平均PER16倍超と割高で上値追い難しい

また、今週月曜日段階の日経平均の一株利益(EPS)は2383円に低下。2月半ばは2550円程度でしたので、今期の会社計画が非常に慎重だということが分かります。そのため、日経平均の株価収益率(PER)が16倍を超えてきました。割高な水準であり、よほどの好材料が出てこないと上値追いは難しいものと考えます。

5日線割り込むと流れが一気に変化する可能性

日経平均の日足ローソク足は昨日が上放れて窓を空ける上髭の小さな陽線に対し本日は十字足に近い陰線形成となりました。ここで調整に入った場合、まずは5日線の走る3万7662円が下値抵抗となるのかどうか。もし、アルゴリズム取引の条件が5日線に設定されているならば、割り込むと流れが一気に変化する可能性があり、その場合、3万7060円近辺を走る75日線や3万5190円近辺の25日線まで深堀りする可能性が高まることになりましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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