6月相場は下ブレスタート
前回レポートで、戦後の6月相場は上昇確率が高いとお伝えしました。ところが初日から下ブレスタートとなりました。二日新甫は荒れると昔から申しますが、正にそれに相応しい本日の市場です。
米中貿易摩擦へ警戒再燃し関税政策巡り不透明感
先週末、トランプ大統領は自信のSNSに、中国が関税措置で合意を破ったと指摘したことで米中貿易摩擦への警戒が再燃しました。また、トランプ氏は輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を25%から50%に引き上げるとも発表。これに対しEUは対抗措置の用意があると表明し、米関税政策を巡る不透明感が高まりました。
13日高値を抜けず二番天井のような形
これらのニュースを受けた本日の東京株式市場は売り先行スタートとなりました。日経平均は5日線を割り込んでしまいました。4月7日以降の上昇では5月13日の3万8649円までの上昇に対し、5月22日の3万6855円の押し目で過熱感が冷まされ、先週29日には米国際貿易裁判所が、トランプ大統領の世界的な関税措置は大統領権限を逸脱しており、違法だとの判断を下したことによる急騰で29日には3万8454円まで上昇も、13日高値を抜けなかったことで二番天井のような形となっています。
22日安値3万6855円を守れるか
次の判断材料は22日安値の3万6855円を守れるか、割り込むかということになります。割り込んだ場合は二番天井確定ということに、守れる場合は3万7200円近辺を走る25日線や3万6770円近辺を走る75日線が下値支持線として機能すると考えられます。先週、25日線と75日線がゴールデンクロスしておりますので、下げが大きくなったとしても75日線は割り込んで欲しくないところです。
トランプ関税の影響出そうな4つの指標に注目
さて、今週は米国経済指標ウィークで多くの発表が予定されていますが、その中でも大注目となるのが今晩の5月のISM製造業景況指数、水曜日が5月ADP雇用統計と5月ISM非製造業景況指数、そして週末金曜日が5月の雇用統計です。4月分も多数発表されますが、上記4つが5月分で、トランプ関税の影響が出そうな指標。まずはこれらを確認していかねばならない週ということになりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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