ドル円相場に注目【転ばぬ先のテクニカル】

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過熱圏入りで警戒感広がり6日ぶり反落

本日の東京株式市場は6日ぶりに反落しました。昨日段階で短期6日騰落レシオが155%、10日レシオも131%と過熱圏に入りました。半導体主要3銘柄が昨日、ザラ場で25日線乖離が30%に達したことで利食い売りが持ち込まれた他、日経平均寄与度トップのファーストリテイリングが昨日、上髭の十字陰線形成から本日は急落。流石に6営業日で日経平均が2826円幅(7.4%)も上昇したことで警戒感が広がってきました。

今回は片窓となったため急落幅は半分程度

昨日の当欄で、今回の急騰は昨年6月半ばから7月11日まで展開した、買いが買いを呼ぶ急騰に似通った上昇と解説しました。昨年7月11日前後の日足ローソク足は両窓を空けるアイランドリバーサルとなり、12日の日経平均は1033円安となりました。今回は片窓となったため、急落幅は半分程度に収まったといった印象です。

日米関税交渉進展なく暗礁に乗り上げる

さて、来週9日に期限を迎える日米関税交渉は進展が見られません。赤澤経済再生担当大臣は先週26日に訪米し、7回目の協議に臨みましたが、ベッセント財務長官と会うこともできず、事務方が米国に残り調整継続といった具合で暗礁に乗り上げています。

トランプ大統領強硬姿勢に転じる

ベッセント氏はこれまで「誠意をもって交渉する」国には交渉期限を延長する可能性を示唆していましたが、トランプ大統領は「日本は大規模なコメ不足に陥っているのに、我々のコメを受け取ろうとしない」とSNSに投稿。また、FOXニュースのインタビューでも「親愛なる日本さま、自動車で25%の関税を払うことになります」という手紙を送ることもできると強硬姿勢に転じています。

昨日の十字足陰線に続き下放れの陰線形成

本日の急落で日経平均は4万円割れとなりました。日足ローソク足は昨日の十字足陰線に続き下放れの陰線形成。

上述の通り、昨年7月天井の時は、両窓を空ける「宵の明星」による相場転換でしたが、本日の高値は昨日の安値より高く、窓空きとはなっていないため異なりますが、それに近い足型であり、警戒警報発令です。また、ボリンジャーバンドのプラス2σを割り込み、バンドウォークも終わったようです。

外資系証券はコール売りプット買いに傾く

更に、昨日発表された先週末までのオプション建て玉状況を見ると、外資系証券はコール売り、プット買いに傾いていました。7月SQは来週11日ですので、まだ1週間ありますが、現状の手口が大きく変わらない場合はSQ値が4万円以下での決着を見そうです。

高進行見込まれ輸出関連崩れ値幅調整も

ドル円が143円半ばへと円高が進行中で、本日は25日線を割り込んでいます。週足でも5週線、13週線を割り込んでおり、円高進行が見込まれます。142.11円を割り込む場合は139.86円を目指し、もしここも割り込むケースでは135円台へと急激な円高となる可能性が高く、その場合は輸出関連銘柄の崩れにより、日経平均は大幅な値幅調整へと進む見込みとなりますので為替市場から目が離せません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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