反発し日経平均週足は陽線包み足
先週の東京株式市場は反発しました。週足の日経平均ローソク足は前週の陰線を陽線で包む陽線包み足となりました。安値圏での包み足と高値圏で出た包み足は意味合いが違います。安値圏での包み足は下降トレンドから上昇トレンドへの転換、高値圏での包み足は上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示唆する「最後の抱き線」と呼ばれます。
日足は7月高値からの調整終了を示す
一方、日足は8月4日に下放れの陽線形成から翌日は上放れとなるアイランドリバーサル形状となり、7月24日の4万2065円高値からの調整が25日線割れで終了したことを示した形です。移動平均線の並びも上から5日、25日、75日となっており、全てが上向きとなっており、5日線が下向くまでは買い目線となります。
4万円割れから4連騰で4万2000円台乗せ
それにしても週初4日の東京市場は8月1日の米雇用統計が市場予想を大幅に下回り、且つ、6月と5月の2カ月分の非農業部門の雇用数が大幅に下方修正されたことで日経平均は一時4万円割れがありました。しかし、5日からは4連騰で週末8日には一時4万2000円台に乗せる場面がありました。
過熱圏入りで上値を買う理由必要
売買代金も日を追うごとに増加して、買いが買いを呼ぶ展開でしたが、市場関係者の間では何を材料に買われているのか分からないといった意見もありました。騰落レシオが過熱圏入りし、新高値銘柄の数がプライム市場の1/4に達する事態。PERは17倍に接近し、ここから上値を買う理由が必要でしょう。
今週は米CPIとPPIには注目
さて、今週のスケジュールを確認しましょう。本邦市場はお盆休みに入り経済指標の発表は少ない週です。13日(水)に7月の企業物価指数と7月工作機械受注、15日(金)に4~6月期GDPの発表くらいです。海外では12日(火)に米7月消費者物価指数(CPI)、14日(木)に米7月生産者物価指数(PPI)、15日(金)に米7月小売売上高と8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米7月輸出入物価指数、米7月鉱工業生産、米7月設備稼働率、米8月ミシガン大学消費者態度指数が発表されます。中でも米CPIとPPIには注目が集まると思われます。
夏枯れ相場で個別物色中心の動き
今週で第1四半期の決算発表もほぼ終了します。そろそろ夏枯れ相場になってもおかしくなく、個別物色中心の動きになるのではないでしょうか。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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