買い先行もマチマチの展開
本日の東京株式市場はマチマチの展開でした。26日のNY市場はFRBのクック理事解任の報を受け売り先行スタートとなりましたが、その後発表された7月の米耐久財受注や8月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことから終盤に掛けて盛り返し、主要3指数は反発しました。シカゴの日経平均先物は大証比205円高で返ってきたことで、今朝の東京市場はシカゴにサヤ寄せする形で買い先行スタートとなりました。
エヌビディア決算期待から上げに転じるが値下がり多い
しかし、寄り付きが高値で、その後は一時マイナスゾーンに突入。その後、エヌビディアの決算期待からかアドバンテストとソフトバンクグループ、東京エレクトロンが買われ上昇に転じるといった目まぐるしい展開でした。ただ、全体には値下がり銘柄の方が多く、TOPIXは続落しています。
エヌビディアの株価が世界のマーケットを揺るがす
明朝、AI半導体の雄、エヌビディアの5~7月期決算が発表されます。市場予想は売上高が前年比53%増の460億ドル、純利益は同45%増の245億ドルを見込んでいます。エヌビディアの時価総額は現在、約600兆円です。東証のプライム市場の時価総額が約1050兆円ですので、1社だけで東京市場の6割近くを占めており、これはある意味、経済合理性を超えた異常な規模になっているのです。そのため、同社の株価が世界のマーケットを揺るがす存在として注目されている訳です。
8~10月期見通しが最大の注目点
今回の決算では8~10月期の見通しがどのようなものになるのかが最大の注目点でしょう。と言うのは、米政府と合意した収益分配契約(エヌビディアは高性能AI半導体の対中売り上げの15%を米政府に支払う)を履行することで先行きの業績見通しにどの程度影響を及ぼすのかをマーケットは織り込んではいないからです。いずれにしても決算発表後の時間外取引が明日の東京市場に大きな影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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