オプション手口が一変【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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日経平均は昨日安値まで細かな5波動の下落

本日の東京株式市場は3日振りに反発しました。8月19日高値以降の日経平均は昨日の安値まで細かな5波動の下落となりました。4万3876円~①~4万2331円~②~4万3201円~③~4万2137円~④~4万2828円~⑤~4万1835円といった流れです。

終値ベースで25日線維持したことで反発に繋がる

昨日は一時25日線を割り込む場面がありましたが、引け値ベースでは割り込まずに済みました。実は3月下旬から4月初旬のトランプ関税急落を底にした上昇相場は、4月24日に25日線を回復後は、取引時間中に25日線を割り込むことはあっても、終値ベースでは一度も割り込まずに上昇を継続してきました。今回も終値ベースで25日線上を維持したことで、本日の反発に繋がっているものと思われます。

最高値への最初の関門は4万2828円抜け

25日線が調整局面の下値だとして再度、最高値へと向かうための最初の関門は8月19日高値からの5波動の下落の④波の戻しとなった4万2828円抜きとなります。もし、単なる調整途上のリバウンドであれば、抜けることなく戻り売りを浴びると考えられます。

騰落レシオ過熱感冷やされる

足元では8月4日安値からの急上昇で19日高値までは出来高を伴った急上昇となりました。8月6日には短期6日騰落レシオが227%まで急上昇し、その後22日に25日騰落レシオが151%まで上昇。昨日段階では6日レシオが82%、25日レシオが128%と過熱感が冷やされてきました。25日レシオはまだ過熱ゾーンの120%超ではありますが、6日レシオが売られ過ぎゾーンに接近したことは良い傾向です。

個別銘柄の調整進むがPERは高いまま

日経平均採用銘柄の25日線割れ銘柄は52銘柄。8月19日高値時は確か12~3銘柄しかなかったことを考えれば、個別銘柄の調整が進みました。ただ、日経平均のEPS(一株利益)は2406円ですのでPER(株価収益率)は17.5倍と高いまま。いくら個別物色相場といえども、材料も少なく中長期で買いたい銘柄は見当たりません。

ABNアムロは4万2500円以下を見る

来週末12日にメジャーSQを迎えます。昨日、大阪取引所から開示された先週末段階のオプション取引の手口をみると1週間で様変わり。特に大口プレーヤーのABNアムロが権利行使価格4万3000円や4万2500円のCALLを売る一方、同権利行使価格のPUTを大量に購入していることが分かりました。CALL売り、PUT買いということは、4万2500円以下を見ているということです。

ゴールドマン・サックスは4万3000円以上見据える

一方、ゴールドマン・サックスは4万2000円から4万3000円まで500円刻みでCALLを買う一方、4万2500円と4万3000円PUTを売っており、GSは4万3000円以上を見据えているということです。

大口二大巨頭が逆様のポジションで一騎討の様相

大口二大巨頭が逆様のポジションを持っており、一騎討の様相です。1週間前の手口では両者揃って上目線ポジションでしたので、どちらに軍配があがるのか見物と言えます。

軍配は25日線維持か割り込むかで決まる

4月24日以降、25日線が押し目買いの急所となってきました。二大巨頭のどちらに軍配が上がるのかは、25日線上を維持するか、割り込むかで決まるでしょう。割り込んだ場合は値幅を伴った下落へ、上回った状況では、4万3000円台で日々6兆円の売買が行われたことから、戻り売りを浴びつつジリジリ上昇といった流れが想定されます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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