次期政権期待高まり寄り付きから上値追い
本日の東京株式市場は3日続伸となりました。昨日、石破首相が退陣を表明しました。マーケットは次期政権期待の高まりで寄り付きから上値追いしています。
マーケットは次期総裁が高市氏有力と見る
次期総裁が誰になるのかを今後のマーケットは情勢を追いながら織り込むことになりますが、今朝のマーケットを見ていると、前回の総裁選の第1回投票で最多票を獲得した高市氏を有力と見ているようです。高市氏は財政出動と減税政策による景気浮揚を政策の主軸に置いており、アベノミクスの後継者として知られています。
株式市場の物色も高市総裁織り込む格好
また、核融合や量子コンピューターの開発に集中的な投資を行い国際競争力を強化する方針や、防衛・防災・サイバーセキュリティーなどの危機管理にも熱心であり、今朝の株式市場の物色もこれらテーマ株が強いことでも高市総裁を織り込む格好となっています。
財政拡張で円安・ドル高進行
為替市場では財政拡張による財政悪化を懸念して円安・ドル高が進行。
債券市場は静かな取引ですが、10年債利回りは高止まりとなっています。これは高市氏が利上げ否定派だからだと思います。
約1カ月の政治空白生まれる
ただ、総裁が決まるのは簡易方式なら今月末、フルスペック型なら来月に入ってからのようで、約1カ月の政治空白が生まれます。
米雇用統計予想大幅に下回り早期利下げ期待高まる
その間に、来週は16日~17日にFOMCが開催されます。先週末に発表された8月の米雇用統計は市場予想を大幅に下回り、早期利下げ期待が高まりました。米10年債利回りは発表後、一気に低下して、前日比0.085%低下の4.077%で取引を終えています。
FOMC0.50%利下げなら景気後退意識
来週のFOMCでの0.25%利下げは間違いありませんが、もし0.50%利下げとなれば、マーケットは米国景気後退を意識することになるでしょう。25%なら株式市場は好感も、0.50%なら失望売りに繋がる可能性が高いと思います。そういう意味では、総裁選だから一概に買いだと強気ばかりは言えないということになります。
米8月PPIとCPIに市場の注目集まる
今週、水曜日の米8月生産者物価指数(PPI)、木曜日に米8月消費者物価指数(CPI)が発表されます。ここでインフレ加速となるか、落ち着いた状況となるのかに市場の注目が集まりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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