日経VI【転ばぬ先のテクニカル】

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25日線を完全に下抜け二段下げへ

本日の東京株式市場は3日続落も、4月以降の調整場面で下値支持線として機能してきた25日線を完全に下抜け、大きな値幅を伴った急落となりました。このことで、今月4日の高値からは二段下げへと進みました。

短期急落による値幅調整で急落場面で買い場探し

日経平均は年2回買い場を提供する急落が起こります。その場合、凡そ高値から10~20%下落でボトム打ちするのが過去の経験則です。今回高値(5万2636円)から10%下落するならば4万7370円、20%下落ならば4万2100円です。現状は短期急落による値幅調整局面入りとして、今後の急落場面では買い場を探すことになりそうです。

世界同時株安ならさらに落ち込みその悪材料は…

もし世界同時株安へと進むケースは更に落ち込むことも考えられますが、その場合の悪材料は以下の要因が浮かびます。
・AIバブル崩壊: 日本時間20日の午前6時半前後に発表されるエヌビディアの決算が市場期待に届かず、また、巨額資金の調達に対する見合った収益モデルが提示されない場合、過剰な期待で買われたAI関連株が急落する。
・高市政権が協議している約17兆円の総合経済対策により円売り、長期国債売りが続き、「責任なき積極財政」をマーケットが意識した拒否反応を起こす。
・インフレの長期化で米国の利下げ期待が後退し景気失速へと傾く。

短期決戦型で今月中にはボトム打ち

この他、中国における信用収縮や中東などでの地政学リスクの高まりなどとこういったことが起こらず下落する場合は利益確定がキッカケによる下落でしょうから、その場合は短期決戦型で今月中にはボトム打ちとなり買い場提供となると考えています。

ポジション調整により株価は乱気流に入り込む

エヌビディア株に関しては7~9月期にソフトバンクGが保有株を全て売却したことが報じられましたが、米テクノロジー業界の重鎮であるピーター・ティール氏率いるヘッジファンドも全株売却していたことが明らかになりました。決算発表前のこうしたニュースに敏感に反応した投資家のポジション調整により株価は乱気流に入り込んだようです。

市場は10月半ば以降乱高下必至と読んでいた

さて、本日の日経VI(ボラティリティ・インデックス)は前日比22%高い35ポイント台に乗せてきました。日経VIは市場が見込んでいる日経平均株価の1カ月先の変動率を示した指数です。日経平均株価に対する投資家の心理を示す指数で、別名「恐怖指数」とも呼ばれています。先行き不安か楽観的かを表した指数で、日経平均株価の上昇・下落と日経VIの上昇・低下を見ることによって、投資家が相場の先行きについてどのような見方をしているのかがわかります。通常は22~25ポイント近辺で推移しますが、最近は30ポイント前後の高い位置で推移していました。市場は10月半ば以降は乱高下必至と読んでいた訳です。

異常値出たら底近いと考え静かに買いの手

日経平均が週足サイクルボトムに向かう急落局面では日経平均VIは急騰し、日経平均の安値日と日経平均VIの高値日が一致するか、あるいは、日経平均VIが一足早く急騰して異常値をつけた後に日経平均が安値をつける流れかのどちらかのパターンとなります。今年4月のトランプ関税急落の時は、日経平均がボトム打ちした4月7日に日経VIが58.39ポイントの高値日でした。本日は34ポイント台ですが、40ポイント台に乗る場合は市場に恐怖感が蔓延し、パニック売り、追証売りの連鎖が起こります。その場合は異常値が出てきたら底が近いと考えて静かに買いの手を振ることになります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 




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