興味深いドット・チャート【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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TOPIXはしっかり

本日の東京株式市場は小幅に反発しました。一部の半導体関連銘柄が売られた事で日経平均は水面下に沈んでいる時間が長かったのですが、値上がり銘柄が多く、TOPIXは寄り後すぐに上昇を開始しシッカリの展開。ただ、明晩から米連邦公開市場委員会が開催されますので手控えられたことから出来高、売買代金は低調でした。

0.25%利下げ織り込み次の段階へ進む

さて、今回のFOMCでは0.25%利下げが確実視されており、利下げ期待で米国株は堅調に推移してきました。ところが、米長期金利は上昇傾向となっています。11月5日の10年債利回りは44.161%でした。その後、利下げ期待の高まりとともに11月25日には3.987%まで低下。しかし、4%割れは2日間だけで、その後は上昇転換し、先週末は4.138%へと上昇しています。相場は0.25%利下げを織り込み、次の段階へと進んでいるということでしょう。今回の次の利下げが見通せないことから債券相場は早くも利食い売りに押されているということ。そういう意味では、今回発表されるドット・チャートが非常に重要となってきます。

ドット・チャートは「中立金利」

ドット・チャートとはFRBの理事7名と地区連銀総裁12名の合計19名のメンバーが適切と考える政策金利の水準を分布化したものです。3月、6月、9月、12月の年4回公表されます。前回、9月会合時点では、2026年は1回、2027年も1回、2028年は0回となり、景気を熱しも冷やしもしない「中立金利」を意味する長期のFF金利水準は3.00%との見方が示されました。

ドット・チャート中心値がどのレベルとなるか

政府閉鎖の影響で雇用関連指標が一部開示されず、先月の雇用統計はFOMC後の12日公表予定なので、FRB関係者は民間雇用報告などを参考に考えるものと思われます。債券市場では今回の利下げを織り込み、来年の利下げが1回しかないことで売られているものと思われます。そういう意味では、ドット・チャートの中心値がどのレベルとなるのかは重要だと思われます。

各市場はFOMCの結果判明まで様子見

債券市場は利下げを織り込む次を見据える動きとなっていますが、株式市場は未だ利下げ期待で高値圏を維持しています。FOMC後のドット・チャートとパウエル議長の記者会見で次の利下げを探ることになりますが、この時、株価がどう反応するのか分からないため、各市場はFOMCの結果判明まで様子見となるのではないでしょうか。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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