転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

空売り比率50%超

 週明け11日の東京株式市場は反発となりました。先週末の東証空売り比率が50%超となったことで一旦買い戻されたということでしょう。直近で50%を超えたのは2018年3月23日の50.3%、2018年10月23日の50.8%、2018年10月30日の50.0%と今回で4回目です。

直近3回のケース

 2018年3月23日の時は寄り付きが2万1118円で引け値が2万0617円と974円安した日でした。翌日となる26日に2万0347円で底打ちしたあと買い戻しが優勢となり、5月21日の2万3050円までの上昇の起点となりました。
 2018年10月23日の時は2万2404円で、寄り付き引け値が2万2010円と604円安した日でした。この時は翌24日が80円高、25日が822円安、26日が84円安、29日が34円安で底打ち。その後11月8日に2万2486円まで上昇していきました。この間、10月30日に307円高したところで空売り比率が50%となりましたが、翌日は買い戻しが一気に入り463円高しました。

売買代金は2兆円割れ

 さて、今回の50%超ではどういった反応となりますか興味深いところです。テクニカルでは昨日の上昇で75日線を取り敢えず回復してきました。しかし、買い戻しが主体の上昇のようで売買代金は少なく2兆円割れでした。一目均衡表の基準線や雲上限が意識されてのリバウンドの範疇と思われますが、TOPIXは基準線を回復できずに取引を終えています。

出直るには時間的に早い

 3月4日高値からはまだ5営業日経過したにすぎません。12月26日のザラ場安値からは42日間の上昇でしたので、日柄からはまだ出直るには時間的に早いと考えます。メリマンサイクルで指摘されている水星の逆行が順行に戻るのが3月28日です。また、一目均衡表・時間論では2016年安値から一巡環676日目となるのが3月27日です。

国内機関投資家の売り

 今月20日近辺までは3月期末決算に伴う国内機関投資家からの売りが出やすい時間帯です。3月配当付き売買最終日は26日ですので、配当狙いの買いは22日ないし25日からではないでしょうか。それまでは調整期間と考えております。

日々勇太朗




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