外れて欲しい大胆な予測【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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1万5000円まで急落?

今日はとても大胆な予測を書いてみようと思います。それは、ここより日経平均株価が1万5000円程度まで急落するというものです。ここまで読まれて、こいつは阿保やと思った読者の方は、この先読む必要はありません。そりゃそうでしょう。新型コロナ感染で春先に暴落した相場が一気に戻し、29年ぶりの高値を更新してきている今です。そりゃ、頭がおかしいと思われて当然です。しかも季節要因でもこの時期の買いは年明けから春先に報われるというアノマリーもあります。ここで急落予測をするなんて、誰が聞いても相手にしないでしょう。

バブル相場の入り口ではない

今、もしも相場がバブル相場の入り口に立っているのなら、全くの大外れ。このようなコラムを書くこと自体、憚れることでしょうし、また誰も望まないことでもあります。しかし、日経平均や個別株の足を見ていると、そうではないと考えてしまうのです。もしバブルの入り口で今後、大相場に発展していくのなら、こんな偏りのある物色にはならない。

大天井形成時のように映る

80年代バブルを経験している筆者には、89年の大天井形成時のように映るのです。資産価格の上昇と好景気によりうなぎ上りだった当時、品薄銘柄の土地持ち会社、片倉が指数を引っ張り上げました。今ならファーストリテイリングやエムスリーなどが相当するのかな。これほど偏った物色による指数の急騰。TOPIXがまだ2018年高値を抜けないことからバブルの様相とは程遠いと感じるのです。

売りは芸術

「買いは算術、売りは芸術」と言いますが、週明けの昨日の寄り付きで、週足四空形成。滅多に起こる現象ではありません。あの89年大納会で売った投資家は芸術家です。

買い見送りではどちらも同じ

また、日経先物は寄り付き天井で値を消し先週金曜日の日足をザラ場で包み込みました。NT倍率は15倍に拡大する歪な日経平均とTOPIX。もしバブル相場の入り口であってもそれなりの調整は必要であり、その場合は2万2000円程度までの調整はあると思います。今の局面は買い見送りという意味ではどちらでも同じだと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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