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時間延長の効果は?
東証の取引時間が11月5日から現在の午後3時から午後3時30分に延長される。東証の5時間はニューヨークの6時間30分やロンドンの8時間30分などより短く、取引時間の延長は理にかなっているのだろう。
売買高の増加を狙ってのものだが、過去に前場の取引時間を11時から11時30分に延長したきはそれほど売買高が増えなかったそうだから、今回の取引時間延長の効果はそれほど見込めないだろう。
「クロージング・オークション」の影響が不透明
一方、今回の延長と同時に導入される「クロージング・オークション」の影響が不透明だ。ザラ場から大引けの板寄せまで連続しているものを、午後3時25分にいったん終了し、その後は大引けの板寄せに向けた事前の注文受付時間(プレ・クロージング)となるもの。他の取引所と異なり、板寄せの直前数分間の注文の変更・取り消しは禁止されないことから、大引けにかけて株価が急変する可能性もある。安易な延長よりも先ずは8月のような異様な大暴落の検証をまずしないと投資家が逃げていくのでないないか。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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