カリスマ経営者【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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「倒産か?」という見出し

 この数週間、聞かれることが多かったのがソフトバンクグループ(9984)の経営動向。WeWorkの公開中止を契機に株価が下落し、ネット上のブログ、週刊誌や夕刊紙などでは「倒産」という見出しが相次いだ。

会社の実態と将来像を一番理解しているのは社長

 ソフトバンクGの経営危機説は今に始まった話でなく、新たな事業や投資を始めるたびに大きなリスクを指摘する報道が見られた。今回はWeWorkの失敗が目立っているが、英国の半導体開発メーカー・ARMの買収は成功事例だったし、無謀とも言われた大幅キャッシュバックで話題になったPayPayも今ではバーコード決済のトップランナーになった。会社の実態と将来像を一番理解しているのは社長の孫 正義氏だけであり、それを株主である投資家が信じるか、そうでないかだけだろう。

チャレンジ精神を持った経営者が増えないと・・・

 株価は決算発表での孫氏の会見を受けて戻る動きになったが、今回の失敗を教訓に再度浮上すれば、評価はこれまで以上に高まるかも知れない。ただ最大の不安はカリスマ経営者の後継者が存在しないこと。これはソフトバンクGに限ったことでないないが、チャレンジ精神を持った経営者が増えでほしいものだ。

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