リスク回避の売りに大幅続落
21日の東証市場は大幅に続落しました。日経平均は591円安です。世界的な新型コロナ感染再拡大への警戒感から欧米株が安く、リスク回避の売り圧力が強まりました。107円90銭台へ円高が進んだこともアゲインストになり、後場寄り直後に680円超に下げ幅を広げています。その後は買戻しに下げ渋りましたが、戻りは限られ大引けにかけ安値圏で膠着しました。
持ち高を減らす動き加速
緊急事態宣言が再発出される方向で、経済活動規制による企業業績への影響が懸念され、3月期決算発表を前に持ち高を減らす動きが加速したようです。東証1部の値下がり銘柄数は2028と9割以上を占めるほぼ全面安商状になりました。日経平均はここ2日間で1200円に迫る下げになっており、短期的な突っ込み警戒感は意識されますが、下値メドとされてきた75日線を大きく割り込んでおり、不安定な動きが続きそうです。
売り買いとも手控え
前日まで強い動きを見せていた直近IPOなども地合い悪に抗しきれず下げに転じる銘柄が増えており、きょうは売り買いとも手控えました。あすは全般下げ止まりを待ちながら、上昇基調を維持する強いトレンドの銘柄の切り返しを狙う考えです。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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