様子見の一週間【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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酸素飽和度87に低下してようやく入院

SNSなどを見ていると、若い方がデルタ株に感染すると2週間程度の高熱が出ているようです。昨日、ツイッターで見た画像ではパルスオキシメーターの酸素飽和度が87に低下してようやく入院できるとの喜びの声がありました。私はGWに無症状感染し10日間自宅療養した経験があります。その時の酸素飽和度の最低は95くらいでした。90の前半になれば息苦しくなり、危険というお医者さんの意見が多々あり心配したものです。

感染した場合の恐怖は相当なもの

それが87ともなれば、恐らく意識は朦朧としていることでしょう。この方のツイートを遡ると、10日間体温が39度を超えていました。初期のコロナ感染での発熱は2~3日とされていましたし、高くても38度前後というものでした。デルタ株の威力は相当に高いことが伺えます。政府は入院対象を重傷者、重症化リスクの高い人として、それ以外は自宅療養とする方針を決めました。もし感染した場合の心理的恐怖は相当なものになるでしょう。

感染しても風邪みたいなものの思い込み

ところが、Yahoo!!ニュースを見ていると、「国内線予約はGO TO並み」と宣言対象拡大にも関わらず旅行需要は粘り強いと報じていました。感染しても風邪みたいなもの、といった安易な思い込みが根付き始めているように感じます。でも、かかってからでは遅いと思います。わたしのように無症状であっても、自室に監禁されると「死」という漢字を思い浮かべ不安が高まりました。何故?どこで?などと思い巡らせながら、でもどうしようもないのです。

いつ感染してもおかしくない

感染しないと分からないでしょうが、自分だけは感染しないなんてことは考えないことです。国内の日々の感染者が1万人を超える状況では、いつ感染してもおかしくないと考えねばなりません。

サマーラリー空振りに終わりそう

さて、昨日の東京株式市場は反落しました。前日の上げが500円近かったこともあり、戻り売りが出やすかったと思われます。出来高、売買代金も膨らまず、夏枯れ相場が濃くなりつつあり、サマーラリーは空振りに終わりそうです。先週金曜日に5月安値を切ったことで、3月高値以降は下値切り下げ相場が続いています。

相場巧者でも動けない週

この流れを断ち切るためにはテクニカルチャート上6月高値を超える必要がありますが、そこまでは2000円近く距離があり、現状は難しいと言わざるを得ません。今週末は米雇用統計の発表があり、また東京市場は3連休です。相場巧者でもなかなか動けない週ではないでしょうか。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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