新総理のもとで新たな政策が進行するとの期待
9月第1週の東京市場は日経平均で節目と見られてた75日線を上抜き週末には一気に2万9000円を抜けてきた。明確な買い材料は見当たらなかったが、次期総裁選への出馬を菅総理が断念したことで、新総理のもとで新たな政策が進行するとの期待が高まった。
デルタ株感染拡大もピークは過ぎたとの見方
8月31日に上昇したことで月末取引日で11ケ月連続で安くなっていたアノマリーが崩壊して、売り方の買い戻しを誘ったこともキッカケとなった。デルタ株感染拡大の中での五輪開催や菅総理の求心力の無さなどが海外投資家の手控え要因と言われていたが、五輪は無事終了し、デルタ株感染拡大もピークは過ぎたとの見方が拡がっている。
利益確定売りによるスピード調整も
3日のニューヨーク市場はナスダックは上昇したが、ダウとS&Pが下落するというまちまちの動きになっているが、ナイトセッションの225先物は2万9580円まで上昇しており、週明けの東京市場は大幅高でのスタートが予想される。3万円奪回という強気の声も聞こえてくるかも知れないが急ピッチな上昇から利益確定売りによるスピード調整には留意しておきたい。
指数的に外部環境から大きく崩れることはない
今週は10日に225先物のメジャーSQを迎えるが、今回は無難な通過となりそうだ。7日に中国8月貿易収支、9日に中国8月消費者物価などの発表を控えるが、目立ったイベントはないことから、突発的な要人発言がない限り、指数的に外部環境から大きく崩れることはないと見る。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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