週明けは2万8000円の攻防【記者の視点】

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見えない恐怖がリスク回避の売り

11月第4週の東京市場は26日に日経平均で2.5%を超える大幅安となり1カ月ぶりに2万9000円割れとなった。
南アフリカで感染力の強い新型コロナの新たな変異株が検出されたと伝わったことを受け、朝寄りの9時過ぎからからリスクオフの動きが強まる展開で、後場には2万8605円61銭まで売られる場面があった。新たな変異株については、複数の変異を起こしているとし、デルタ株より感染力が強いと言われている。詳細な分析内容が判明するのは数週間先なると報じられており、見えない恐怖がリスク回避の売りを呼んだようだ。

短期的には売られ過ぎ

26日のニューヨーク市場でダウは一時、1000ドルを超す大幅安となり、半日立ち合いで市場参会者が少ないなか、NY市場大引け後に225先物は2万8000円割れの大幅安となった。これを受けて週明けは2万8000円の攻防になりそうだが、直近高値から2000円程度の下げ幅となるだけに、短期的には売られ過ぎと言える。

追証の投げが進めば需給改善から見直される銘柄も

個別でみればソフトバンクグループ(9984)を含めて主力の下げがきつい。ただ、26日の暴落により、信用の投げがかなり進んだ銘柄が増えている。レーザーテック(6920)を含めて週明けに追証の投げが進めば需給改善から見直される銘柄もでてこよう。今週は米国で30日にセールスフォース、12月1日にシノプス、2日ドキュサインの決算、3日に米11月雇用統計の発表が控えている。雇用統計では非農業部門の回復がコンセンサスだが、まずは、今回の変異株の内容を織り込めば、短期リバンドのチャンスを待ちたい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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