海運の買戻しのタイミング探る【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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下落の流れが鮮明で2万7000円割れ

前週の東京市場は下落の流れが鮮明になりました。日経平均は週間で680円下げ2週続落です。年度末の特殊な需給要因がなくなったことから、市場再編が始まった週初から主力株の上値は重く、小型グロース株に資金が向かいました。ただ、FRB高官のタカ派発言を受け米長期金利が急上昇、グロース株だけでなく、金利上昇がプラスに働く金融株までも売りに傾き、6日、7日と連日で大幅に水準を切り下げ2万7000円を割り込んでいます。日経平均は25日線レベルまで押し目を入れたことで週末はひとまず反発したものの、まだ底入れ感はありません。

米金利動睨みで小型グロース仕切り直し

週明けは3月の戻りの2分の1押しとなる2万5000円近辺までに反転できるかを確認することになりますが、12日に米3月消費者物価の発表を控え、上値の重い展開が続きそうです。推奨銘柄ではショート(空売り)の海運株の買い戻しのタイミングを探る一方、米金利動向次第で、小型グロース株を仕切り直す考えです。

花咲 翁

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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