サイクルボトムの時間帯【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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半値押しで止まらない場合61.8%押し

昨日の東京株式市場は続落となっています。3月9日の2万4681円から3月25日の2万8338円までの上昇に対する半値押しが2万6509円であり、お伝えしてきた通りの押し目形成となっています。ここで止まらない場合は61.8%押しの2万6077円まで押すかもしれません。

日米金利差拡大で円安進行

12日は40年ぶりに8%を越えると予想されている米3月消費者物価指数が発表されるため、債券売りが続いており、米10年債の時間外取引では2.82%まで更に水準を切り上げました。日米金利差拡大を材料に円安が進み、ドル円は一時125円75銭まで売られました。2015年に日銀の黒田総裁が、円安の行き過ぎ発言をして天井を打った時の125円85銭に迫っています。

消費者物価指数発表で仕舞いとなるか

もしここを突破すると2002年2月の135円まで節目がありません。米10年債利回りは足元で急激に上昇していますが、3月31日からは7日連続の上昇。ドル円も同様で陽線7本を連ねています。酒田五法では「新値八手、十手」と申します。消費者物価指数発表で出たら仕舞いとなるかどうか。

ナスダック止まり目となるか

さて、長期金利の上昇を受け崩れ出したのがナスダックです。昨日は日足の窓を空けて下放れてきました。25日線を割れると同時に5日線と25日線のデッドクロスが確実になってきました。3月14日の1万2555ポイントから3月29日に1万4646ポイントまで上昇しましたが、その半値押し水準である1万3600ポイントを割り込んでしまいました。61.8%押し水準となる1万3353ポイントまで60ポイント弱であり、こちらもソロソロ止まり目となるかどうかです。

いずれの株式市場も二番底形成へ

いずれの株式市場も二番底形成へと向かっているものだと考えており、3月の底割れを回避して、その手前でボトム打ちからの転換時間が近づいているものと思います。日柄は昨年10月以降、25~28日でサイクルボトムが繰り返されています。3月9日ボトムからは昨日で24日が経過したことで、本日以降にボトム打ちする可能性があると考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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