あく抜け?【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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インフレピークアウト感から反発

昨日の東京株式市場は3日振りに反発しました。注目の米3月消費者物価指数は市場予想を0.1%上回る前年同月比8.5%でしたが、変動の激しいエネルギーと食品をのぞいたコアCPIは前月比0.2%の伸びと2月の0.5%から鈍化したことでインフレはピークを迎えているのではないかとの見方が広がりました。そのため米10年長期金利は昨日の時間外取引では2.82%まで上昇していましたが、発表後は一時2.6%台まで低下してNY市場は2.728%で取引を終えています。

4月の米国株は後半高の確率高い

米国株はコアCPIを好感して発表後は急上昇する場面がありました。ただ、上値も重く戻り売りに押されています。過去22年間の米国市場を振り返ると、4月に入って株価が下落したのは9回です。そのうち前半安、そして後半も安かったのは2002年の1回だけです。残りの8回は前半安、後半高ということで、確率的に月末に向けての上昇が期待されます。

25日線回復すれば調整完了機運

日経平均は前場段階では日足が7日振りに陽線形成となりました。直近の値上がりに対する半値押し水準を前日は少し割り込みましたが、これより2万6850円近辺の25日線を回復すれば調整完了機運が高まると思われます。

WACULが決算発表受け急落

ところで6日に取り上げたWACUL<4173>が決算発表を受け急落してしましました。6日の寄り付きは1095円で一時1051円まで下落しましたが、すぐに切り返して1168円高値がありました。相場巧者ならば日計りで一回転したことでしょう。しかしうまく短時間で立ち回れなかった投資家にはご迷惑をお掛けしたと思います。

今期は広告宣伝費や人件費増

第3四半期までの伸びと最新四季報の数字が好調なのを確認し、出来高が増加してきたために取り上げましたが、今期は広告宣伝費や人件費増を見込み、増収減益の会社計画が発表されたことで急落してしまいました。

リバウンドあれば撤退

昨日の日足は陽線形成ではありますが、25日線を割り込んでしまいました。当面、浮上するのは難しいと思われますのでリバウンドがあれば撤退していただきたく思います。次の銘柄で捲土重来を期したいと思います。誠に申し訳ありません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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