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2万6000円を維持して反転
前週の東京市場は3週ぶりに反落、日経平均は週間で257円下落しました。急ピッチな利上げへの警戒感から米国株が崩れたことで週初から急落、フシ目と見られていた2万7000円を割り込んでいます。長引くウクライナ情勢や都市ロックダウンによる中国景気停滞の世界経済に及ぼす影響も懸念され、週央までは不安定は動きが続きました。ただ、27日は大幅安ながら2万6000円を維持して持ち直し、週末は日銀金融政策決定会合の結果を受けた円安を手掛かりに400円を超える大幅高、週足は陽線を引き大きく反転しています。
ナスダックの反転が焦点
週明けは一段の戻りを試す展開が期待されますが、連休の谷間で営業日は2日だけで、この間にFOMCが開催され、週末にFOMCの結果を受けた米株の反応を消化することになます。FRBは0.5%の利上げ実施することがコンセンサスで、織込みは進んでいると見られますが、物色の流れに大きな影響がありそうで、通過後のあく抜け感から直近で安値を更新したナスダックが反転するかが焦点でしょう。
最も値幅取れそうなセクター、銘柄狙う
週末は決算発表以降着実に下値を切り上げている東京製鉄<5423>に追撃買いを入れる一方、25日線レベルで戻り一巡感が出てきた郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株を打診的に売り直しました。ただ、本格的に動き始めるのはFOMC通過後の相場の流れを確認してからで、ロング、ショートを含めて最も値幅を取れそうなセクター、銘柄を狙っていきたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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