ハリマ化成グループ（４４１０）の２２年３月期の連結決算は、売上高７６０億９３００万円（前の期比２１．１％増）、営業利益３２億５０００万円（同２．１倍）、最終利益１７億４６００万円（同６０．０％増）で着地した。
欧米で粘接着剤用樹が大きく伸び、製紙用薬品は原材料価格高騰の影響を受けたものの中国を中心に引合いが強く、２割を上回る大幅増収で利益が急回復した。営業益は倍増し減損損失を吸収して最終段階でも６割増益を確保している。
２３年３月期は売上高８８０億円（前期比１５．６％増）、営業利益２０億円（同３８．５％減）、最終利益２０億円（同１４．５％増）を計画。原材料価格高騰や為替の影響を織り込み厳しく見積もった。年間配当３８円継続。
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