経済環境は好転に向う【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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日経平均の上昇は円安効果

日経平均は上昇基調を強めている。3月30日以来およそ2カ月ぶりに2万8000円台を回復した。株式市場の強弱を示す200日移動平均の2万7940円を明確に超えた。
また、外為市場ではドル円主導で円売りが加速し、1ドル=134円半ばと2002年以来、20年4ヶ月ぶりの円安水準となった。日経平均の上昇は円安効果がもたらしている。外国人投機筋による「円売り・225先物買い」に加え、戻り高値と見た逆張り志向の強い、弱気派投資家の空売りの買戻しが株価を押し上げている。

AAIIのセンチメント調査では?

一方、米国市場でダウ平均は5月27日から6月8日までボックス相場が続いている。米個人投資家協会(AAII)のセンチメント調査では、弱気とみる人が5月25日の53.5%から6月1日に37.1%に低下した一方、強気とみる人が19.8%から32.0%と増えた。米国株がボックス上離れになると上昇基調が鮮明となるだろう。

アフターコロナによる経済環境の好転を織り込む

中国のコロナ規制の解除やウクライナ問題も更に深刻化する可能性が低くなっていることから、過度な懸念が後退し、株式市場は戻りを試す流れに変ってきている。日本もコロナ規制が緩和され外国人旅行客の受け入れが6月10日から再開されたことから、アフターコロナが市場で意識されている。既に日本株市場では消費関連株が堅調となってきていることから、アフターコロナによる経済環境の好転を織り込み始めている。この流れは、今後ますます強まっていくだろう。

ナショナリズムの流れ

なお、ウクライナ問題が改善に向かっても、従来のようなグローバリズムに回帰することはない。むしろ、ナショナリズムの流れとなり、安全保障への取り組みが各国で強化されることになる。安全保障への意識の高まりが、経済配慮への意識を高めることになる。

日本株のセンチメントも更に改善していく

それに伴い政治と経済の再統合の流れが加速することを想定すれば、米連邦準備理事会(FRB)の利上げによる米国経済のリセッションリスクの可能性は無いと言って良い。年初から市場で意識されていた様々な懸念が徐々に解消に向かうことで、日本株のセンチメントも更に改善していく流れとなりそうだ。企業収益への懸念はあるが、過去のような需要が大きく減少することによる景気悪化パターンとは明らかに異なる。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はNTN(6472)、シチズン(7762)、住友電工(5802)。

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6月13日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999128日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。

2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。

2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

 

代表の岡山憲史氏は19992月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。

このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(981116日~99215日)で、1億円の資金を13112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。

第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を21600万円に倍増させ、6位入賞。

2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005
12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017
1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020
1月 夕刊フジ「激闘!!株1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022
1月 夕刊フジ主催「株1グランプリ」で優勝。

株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。

個人投資家に投資情報や個別銘柄、日経225先物の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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